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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第32章 再会
サランの家の話し合いがある程度、終わりかけたとき、

「じゃあ、俺は行くところがあるので」

と、言い出した佐川。

「今からどこへ行くんだ?」

と、篠崎が聞くと、

「アイツのところへ」

と、笑った佐川。男性陣もサランも、耳を疑った。さすがに、サランが三宮駅近くのカフェで別れたと言ったとはいえ、それは、3時間ほども前の話だ。

「今更、三宮駅のカフェに行っても、もう、実雅子はいないと思うわ。だって、午後6時過ぎの話だから」

と、話した内容に修正を加えるサラン。

「わかっていますよ。カフェで30分くらい潰したとしても、移動したでしょう。関さんの話からすると、だいたい、アイツが行く場所は察しが付いています」

と、フッと笑って話した佐川。

「マジか?」

と、疑問を端的に表現したのは、佐藤慎二。

「では、お先に失礼します」

と、佐川が言ってサランの家の玄関で靴を手早く履くと出て行った。

「ま、ホストの勘というヤツですかね」

篠崎が笑って立ち上がり、

「私もそろそろおいとまいたします」

と、言って玄関に向かった。



サランの家を出た佐川。佐川には、関が実雅子にしたホストの話だけで十分だった。実雅子はホスト遊びどころか、ホストの知り合いもいないだろう。『ホスト=佐川翔太』のはずだ。ホストの話で俺を思い出せば、行く先はわかる。俺との思い出の場所。進学塾〇学園のある西宮北口駅の塾の近くのいつも二人で塾が終わってから夢を話したあの場所。駅を挟んで塾とは反対側のあの公園。

軽く急いで駅に向かい、そこから西宮北口駅まで。外の景色は暗い。雨が降りそうな天気だった。天気予報も、九時以降は雨マークになっていた。

西宮北口駅に到着した。佐川は駆けた。あの公園にいる。あの長椅子。

人影は・・・。あった!

ち、違う。子供を迎えに来ている保護者らしい四十路の痩せぎすのババアだった。このババアがいたから、実雅子はどこか別の場所に移動したか、それとも、立ち去ったか。周囲を見渡した佐川。

ふと見て、驚いた。子供用の滑り台の上に大人の女性がいた。

「み、実雅子」

佐川は慌てて、滑り台の降り立つところに向かった。両足を揃えてゆっくりと滑って来た実雅子が視線を上げた。

「しょ、しょうた、くん?」

驚く実雅子。
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