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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第31章 初恋

多分、絶対〇中学に合格する自信があったから言った言葉だった。それが、まさかの不合格。あれで、全てが狂った。実雅子は、大阪○○学院中学に通う翔太でも、彼女になるつもりでいた。でも、翔太は、実雅子に頑なに会ってくれなかった。
塾の合格者の祝賀会にも、顔を見せなかった翔太。〇中学校は不合格だったからかもしれない。でも、大阪○○学院中学は合格していたから、参加する資格はあったし、大阪○○学院中学も最難関の一つで、『恥じることなどない』と塾の先生方も言っていたが、翔太にはそんな慰めは侮辱だったのかもしれない。
実雅子は、阪急電車に揺られながら、いろいろ思いだしていた。このまま、あの〇学園がある西宮北口駅まで行こうと思った実雅子。
西宮北口駅で降りると、塾生が歩いていく姿が見えた。20年経っても何も変わらない風景。
私も20年前にはここで、
翔太くんと受験の話をして
彼に告白されて、
ファーストキスをした。
お互い初めてのキス。
今から思えば、
マセていたのかも。
目の前の男子と女子。手を振って母親の迎えの車に乗る女児と、駅に向かう男児。
これが普通だった
のかもしれない。
懐かしい。ここ。この長椅子に座って、目を瞑ったわたしに迷わず翔太くんは、キスをしてくれた。荒い息と、緊張が伝わるほどの間があって、唇を重ねるだけのキスだった。
「受験が終わったら初デートにUSJに一緒に行こうね」
と、わたしが言って、翔太くんは、
「絶対合格しろよ」
って、笑っていた。それが、まさか、余裕だったはずの彼が。偏差値77の壁はさすがに半端なかったということかもしれない・・・。普段通りにすれば合格できると、塾の先生方も疑わなかったのに。
女子の最難関だった○○女学院中学の偏差値は72。偏差値の差は5。それが明暗をわけたのかもしれなかった。偏差値74の大阪○○学院中学には合格したのだから。
そう、中学に入学して、夏休み。音沙汰の無い翔太くんを追いかけて、家の前まで行ったけど、インターフォンを押す勇気がなかった。翔太くんが出てくるか、帰ってくるまでと思って日が暮れ、暗くなるまで待ったけど、姿を見ることはできなかった。
塾の合格者の祝賀会にも、顔を見せなかった翔太。〇中学校は不合格だったからかもしれない。でも、大阪○○学院中学は合格していたから、参加する資格はあったし、大阪○○学院中学も最難関の一つで、『恥じることなどない』と塾の先生方も言っていたが、翔太にはそんな慰めは侮辱だったのかもしれない。
実雅子は、阪急電車に揺られながら、いろいろ思いだしていた。このまま、あの〇学園がある西宮北口駅まで行こうと思った実雅子。
西宮北口駅で降りると、塾生が歩いていく姿が見えた。20年経っても何も変わらない風景。
私も20年前にはここで、
翔太くんと受験の話をして
彼に告白されて、
ファーストキスをした。
お互い初めてのキス。
今から思えば、
マセていたのかも。
目の前の男子と女子。手を振って母親の迎えの車に乗る女児と、駅に向かう男児。
これが普通だった
のかもしれない。
懐かしい。ここ。この長椅子に座って、目を瞑ったわたしに迷わず翔太くんは、キスをしてくれた。荒い息と、緊張が伝わるほどの間があって、唇を重ねるだけのキスだった。
「受験が終わったら初デートにUSJに一緒に行こうね」
と、わたしが言って、翔太くんは、
「絶対合格しろよ」
って、笑っていた。それが、まさか、余裕だったはずの彼が。偏差値77の壁はさすがに半端なかったということかもしれない・・・。普段通りにすれば合格できると、塾の先生方も疑わなかったのに。
女子の最難関だった○○女学院中学の偏差値は72。偏差値の差は5。それが明暗をわけたのかもしれなかった。偏差値74の大阪○○学院中学には合格したのだから。
そう、中学に入学して、夏休み。音沙汰の無い翔太くんを追いかけて、家の前まで行ったけど、インターフォンを押す勇気がなかった。翔太くんが出てくるか、帰ってくるまでと思って日が暮れ、暗くなるまで待ったけど、姿を見ることはできなかった。

