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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第31章 初恋

サランの家に男性陣や篠崎、佐川が集い話を始めるころ。
実雅子は、カフェを出て、帰途についた。誰もいない家に帰るのは嫌だけど、憂さを晴らすために買い物をするほど馬鹿でもない実雅子。
阪急電車に乗ると、小学生の集団。黒字に黄色の縁取り。懐かしいカラー。進学塾〇学園の鞄。
私もこれを背負って。車両を通り抜けていく児童たち。その中の一人を見て、視線が止まった。
翔太くん・・・。
そんなわけはない。目の前を通ったのは小学生。翔太は同じ年の32歳になっている。でも、似ていた。
塾通いをしていた頃を思い出した実雅子。同じ小学校で近所だった翔太。クラスでいつも発言する翔太。テストはいつも100点。そんな翔太が中学受験をするために〇学園に通っていると聞いたのは、小学三年生の夏。
阪神間は昔から受験熱が高い地域だった。その例に漏れない存在だった翔太。勉強だけではなく、音楽、体育、図工などの副教科も得意だった。当然、女子の憧れの存在だった翔太。
でも、女子が騒いでいても見向きもしないクールな翔太を覚えいる。
今の男の子もクールな雰囲気があった。明らか、少し離れたところに集まっている女子の視線はその男子に集まっていて、騒いでいる風だったが、無視。その感じが似ていた。
実雅子の親も阪神間の受験熱に煽られたのか、小学四年生の冬になると、〇学園に通うように言われ、塾通いを始めた。
結果、学校のクラスでも、塾のコースでも一緒ということになった。実雅子は嬉しかったが、翔太は、
「妹尾。なんで俺とお前が同じコースなんだ!」
と、怒っていた。一年半も早く、通塾を始めたのに、同じコースになったことが不満だったみたい。同じ一番上のコース。男子は〇中学校や〇〇中学校、大阪○○学院中学校などを狙うコース。女子は、〇〇女学院中学校、○○○学園中学校を狙うコース。
「俺は、絶対〇中学」
と、言い切っていた翔太。その翔太のプライドを傷つけたのが実雅子だった。後から塾に来て、同じコース。学校での成績は間違いなく自分の方が上だという自負があった翔太。不満だったのか、実雅子を睨んでいた。その顔を今でも覚えている実雅子。
怖かったわ。
あんなに睨まれるとは
思わなかった
でも、プライドが
許さなかったのよね。
実雅子は、カフェを出て、帰途についた。誰もいない家に帰るのは嫌だけど、憂さを晴らすために買い物をするほど馬鹿でもない実雅子。
阪急電車に乗ると、小学生の集団。黒字に黄色の縁取り。懐かしいカラー。進学塾〇学園の鞄。
私もこれを背負って。車両を通り抜けていく児童たち。その中の一人を見て、視線が止まった。
翔太くん・・・。
そんなわけはない。目の前を通ったのは小学生。翔太は同じ年の32歳になっている。でも、似ていた。
塾通いをしていた頃を思い出した実雅子。同じ小学校で近所だった翔太。クラスでいつも発言する翔太。テストはいつも100点。そんな翔太が中学受験をするために〇学園に通っていると聞いたのは、小学三年生の夏。
阪神間は昔から受験熱が高い地域だった。その例に漏れない存在だった翔太。勉強だけではなく、音楽、体育、図工などの副教科も得意だった。当然、女子の憧れの存在だった翔太。
でも、女子が騒いでいても見向きもしないクールな翔太を覚えいる。
今の男の子もクールな雰囲気があった。明らか、少し離れたところに集まっている女子の視線はその男子に集まっていて、騒いでいる風だったが、無視。その感じが似ていた。
実雅子の親も阪神間の受験熱に煽られたのか、小学四年生の冬になると、〇学園に通うように言われ、塾通いを始めた。
結果、学校のクラスでも、塾のコースでも一緒ということになった。実雅子は嬉しかったが、翔太は、
「妹尾。なんで俺とお前が同じコースなんだ!」
と、怒っていた。一年半も早く、通塾を始めたのに、同じコースになったことが不満だったみたい。同じ一番上のコース。男子は〇中学校や〇〇中学校、大阪○○学院中学校などを狙うコース。女子は、〇〇女学院中学校、○○○学園中学校を狙うコース。
「俺は、絶対〇中学」
と、言い切っていた翔太。その翔太のプライドを傷つけたのが実雅子だった。後から塾に来て、同じコース。学校での成績は間違いなく自分の方が上だという自負があった翔太。不満だったのか、実雅子を睨んでいた。その顔を今でも覚えている実雅子。
怖かったわ。
あんなに睨まれるとは
思わなかった
でも、プライドが
許さなかったのよね。

