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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第29章 夫婦円満には不倫
重村定勝は、

    しかし、センスが悪い。
    不妊と加齢で
    夜の営みに対して
    億劫になっている
    実雅子の夫に女性を
    宛がってサービスを
    しようと思ったのか?
    拒絶される可能性が
    高いだろう?
    妻ですら拒絶しているのに

と、考えながら、この話を聞いていた。最後のどんでん返しには驚いたが・・・。

    一応、質したほうが。

そう思った重村定勝が、

「篠崎さん。先ほどの始めの方の話だが、妻との夜の営みすら億劫になっている義隆氏に、あえて女性にサービスをさせようとしたのかな?それはどう見ても悪手だと思うのだが」

と、寝取り云々とは無関係のところから質問した。何を言い出したんだという顔で重村定勝の顔を見たのは佐藤慎二。しかし、同感だという顔をしていたのは、反町茂に、清水志温、サランもだった。

「それはですね。それが奥様だからだと考えたからですよ。同じく不妊の福永が申すには『不妊治療というのは、夫婦が一致して取り組むわけです。ある意味、夫婦は戦友です。そして、結果、できないとわかるということは、双方に脱力感があるわけです。そして、もう、相方とできる限りのことはしたという思いが、夜の営みを遠ざけるのです』ということでした。しかし、福永は『今では、不妊という壁を乗り越えて夫婦で避妊しなくてもセックスできるという快楽を楽しんでいます』と笑っています。だから、私は尋ねたのです。『福永、遠ざけていた夜の営みを復活させるには何が必要なのか』と。福永は言いました『非日常です』と」

と、話した篠崎。

「非日常?」

重村定勝が代表するように聞いた。皆が同じように思っていた。『非日常』という言葉だけではわからないと。

「そうですよね。私も福永から聞いた時、同じように思いました。福永が申すには『妻が不倫をしたのです。相手は不妊治療を担当していた医師でした。その医師は、不妊治療の傍ら、治療に通う女性のなかにタイプの女性がいると口説いていたのです。なぜなら、そういう女性は中出ししても妊娠しないから、生でできる。女性も妊娠の心配がないから安心して誘いに乗ってくるのだそうです。中には夫だから妊娠しないだけで、別の男性なら妊娠するかもしれないと期待する場合もあるそうです』とのことでした」

と、話す篠崎。
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