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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人


 黴びた天井を背負ってマットレスに立った真璃沙が、腰っ履きのドローコードの緒を引っ張ると、搾りが弛んだスピンドルカーゴパンツが足首まで落ちた。丸出しになったスリムな腰回りには、小麦色とは対照的なホワイトの、面積の小さなショーツが貼り付いている。不敵な笑みで片脚に重心をかけ、腰に手を置いてストップポーズをし、それから滑らかな足捌きで後ろも晒せばGストリング、女物の下着が幾らくらいするものなのかは知らないが、使われている布地の量で損をしているのではないか、と保彦は思った。

 いくつかのポージングを決めたのち、真璃沙はスラリとした脚を見せつけるようにして土橋を跨いだ。長い髪を前に垂らして少し膝を曲げると、片手をショーツの中へ突っ込み、同じく白のコットンシートを剥がしてゴミ山の向こうへと投げる。

「生理なんだったら、やめたほうがいいんじゃないか?」
「ちがうって。アレ貼っとかんと、カーゴにシミできて外歩けなかったの」

 けろりと白状し、笑んだ唇から舌を差し出して亀頭の上へ泡唾を垂らす。日常生活に困らないのかと思える、ごてごてしいネイルのついた指で満遍なく塗り伸ばし、うし、と頷いてから、ショーツを脇にズラした股ぐらを近づけてきた。確かに、ナプキンがなければボトムスが無事ではないくらい、しゃがんでも殆ど開かない秘割からは白んだ雫がポタポタと落ちてきていた。自前の潤滑液も腰使いで幹へと塗り付け、僅かに割られた畝の一点に体重を掛ける。しかし姦す側でも挿入を手こずらされる真璃沙の牝口はなかなか開かずに、亀頭を滑らせて何度も失敗をしている。

「できないなら、もういいぞ」
「はぁ? オッサンも、ちょっとは協力してってば」

 土橋に面倒臭そうな溜息をつかせた保彦が、腰を僅かに上げて照準を調節してやると、あっ、と小さな溜息を漏らした真璃沙は、長い睫毛を微震させながら漸々に亀頭を呑み込んでいった。ヒップを沈め切ると、腹の両側に手をつき、膝を使って上下し始める。時おり腰を前後させ、より心地よく擦れる場所を探しているが、依然として真璃沙の中は狭く、あまり角度の取り回しは効かなかった。

「はんっ……、どう? これ……コ、コーフン、するっしょ? ほら、ハメてるとこ……あんっ、丸見え、じゃん……」
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