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第48章 友也と美少女たち

(やっと着いた。)

梨果さんが桐邦中の女の子を紹介してくれるとのことで学校から一時間の下校も今日だけは苦にならなかった。

待ち合わせの桐邦学園の駅は家から２駅手前だ。

(……なんか緊張してきたな。)

下校時間なので梨果さんと同じ制服を着た学生が溢れていた。

(うわわわ……やっぱり美少女だらけだな……)

桐邦学園は男女比4:6の共学だけど、もちろん男子には興味なし。

(おっと、着いた報告を梨果さんにメールしないと。)

携帯用電話で梨果さんにメールする。

ピコン♪

速攻で返信がきた。

“階段下で待ってるよ”

とのことで橋上の改札を出て階段を降りた。

「あ……」

明らかに異質なオーラを纏う三人組がいた。

(なにあの子たち目立ちすぎてる！！)

同じ学園の生徒もそれ以外の一般人も振り返るほどの美少女たちがそこにいた。

「友也くーん！こっちこっち！」

その中心にいるのが梨果さんだった。

(わかってる！全然わかってるから呼ばないで！)

こちらに注目が集まってしまう！！

(こっち見んなー！)