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わたしの放課後
第18章 巣
わたしはオジサンとセックスをしている。
…なんて、敢えて挑発的に書いてみた。普通ならオジサンが恋人である、と言えばいいのだろうが、わたしにとっておじさんは恋人という感じではないのだ。「好き」とか「愛してる」なんて言ったこともないし。恋愛をしたことがあるわけでもないから、『恋人』の定義もよくわからないままだけど。
わたしにとってのおじさんは、居場所というか『巣』のような存在だ。学校からの帰りに立ち寄るところ。立ち寄るだけなら『巣』ではないかもしれないけど、本来、『巣』であるべきはずの家は、わたしにとって、今ひとつ『巣』という感じがしないのだ。母が親鳥でわたしがヒナという関係になるのだろうけど、親鳥はヒナのことなど眼中にないかのように振舞っているし…。
最後は家には帰るけど、おじさんの家というかお店は、家に帰るまでに一度は戻りたいところ、という感じ。いると落ち着くことができる場所。もともと古本屋さんがそんな雰囲気が感じられる場所だった。そして、誰でも受け容れてくれそうなおじさんの存在。
決して神父さんとか和尚様のような感じではなく、普通のオジサン。だからと言って、オジサンという語感から伝わってくるような、ギトギトしたイヤな感じではない。そう、草食系と言えばいいだろうか。お歳も召しているし。
そんな草食系のおじさんとセックスしているわたしも、肉というよりは草のほうが近いと思う。見た目も体型的にも。だから、ちょうどいい組み合わせ、と自分では勝手に思っている。
古本が並べられ、積まれたお店にからだを滑り込ませ、どんな本と出逢えるのだろうかとわくわくしながら手に取っていく。おじさんは、そんなわたしを遠くから見ていて、途中で話しかけたりしてくることはない。一段落したところで、一緒にお茶を飲んだりお菓子を食べたり。そして、セックスもしているのだけれど。
「さっきの体位、昔は〇〇〇〇って言ったんだよ」
そんな知識も、おじさんはさりげなく教えてくれたりする。誰かに言えるような知識ではないけれど。
「昔も今も、人のすることに大きな違いなんかないよね……」
なんて言っていたっけ。
知らないままでいるより、知っておくのも大事だと思う。セックスが気持ちいいことは事実なのだから。理屈ばかりの頭でっかちな感じにはなりたくない、って思ってしまっている。
…なんて、敢えて挑発的に書いてみた。普通ならオジサンが恋人である、と言えばいいのだろうが、わたしにとっておじさんは恋人という感じではないのだ。「好き」とか「愛してる」なんて言ったこともないし。恋愛をしたことがあるわけでもないから、『恋人』の定義もよくわからないままだけど。
わたしにとってのおじさんは、居場所というか『巣』のような存在だ。学校からの帰りに立ち寄るところ。立ち寄るだけなら『巣』ではないかもしれないけど、本来、『巣』であるべきはずの家は、わたしにとって、今ひとつ『巣』という感じがしないのだ。母が親鳥でわたしがヒナという関係になるのだろうけど、親鳥はヒナのことなど眼中にないかのように振舞っているし…。
最後は家には帰るけど、おじさんの家というかお店は、家に帰るまでに一度は戻りたいところ、という感じ。いると落ち着くことができる場所。もともと古本屋さんがそんな雰囲気が感じられる場所だった。そして、誰でも受け容れてくれそうなおじさんの存在。
決して神父さんとか和尚様のような感じではなく、普通のオジサン。だからと言って、オジサンという語感から伝わってくるような、ギトギトしたイヤな感じではない。そう、草食系と言えばいいだろうか。お歳も召しているし。
そんな草食系のおじさんとセックスしているわたしも、肉というよりは草のほうが近いと思う。見た目も体型的にも。だから、ちょうどいい組み合わせ、と自分では勝手に思っている。
古本が並べられ、積まれたお店にからだを滑り込ませ、どんな本と出逢えるのだろうかとわくわくしながら手に取っていく。おじさんは、そんなわたしを遠くから見ていて、途中で話しかけたりしてくることはない。一段落したところで、一緒にお茶を飲んだりお菓子を食べたり。そして、セックスもしているのだけれど。
「さっきの体位、昔は〇〇〇〇って言ったんだよ」
そんな知識も、おじさんはさりげなく教えてくれたりする。誰かに言えるような知識ではないけれど。
「昔も今も、人のすることに大きな違いなんかないよね……」
なんて言っていたっけ。
知らないままでいるより、知っておくのも大事だと思う。セックスが気持ちいいことは事実なのだから。理屈ばかりの頭でっかちな感じにはなりたくない、って思ってしまっている。

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