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わたしの放課後
第15章 母のセックス
 おじさんのお店で漁っては読んでいた官能小説で、何度となく出てくる行為だけれど、自分の母親がそんなことを実践していると思うと…実践していると思うと、わたしは…激しく興奮した。

 「娘さん、帰ってくる頃なんじゃありませんか?」

 男の人がそう言った。『娘さん』とは紛れもなくわたしのこと…。母はわたしのことを、この人にしゃべっているのだ。男の人が問い掛けても母の声は聞こえない。ただ、卑猥な音が聞こえてくるだけ…。そして、男の人のソレを、フェラチオしている。娘がもう帰って来て、ドアの隙間から行為に耳を澄ましているとも知らないで…。

 いや、もしかしたら知っているのだろうか。帰宅していてもおかしくない時間であるにもかかわらず、相手が娘の帰宅を心配しても、卑猥な行為を続けているのだから…。でも、だからと言って、リビングに入って行く訳にはいかない。知らないふりをするのが、せめてものわたしとしてできることなのだろう…。

 「そんなにされたら、また、シたくなるじゃありませんか…」

 男の人の声が聞こえた。いま行われている行為が、男の人が求めているのではなく、母の意思で行われていること、そして、二人は今日、既に”シている”ということを悟った。…ということは…母は自分のからだに収めた男の人のソレを口淫しているということ…。

 わたしは、そっとその場を離れようと思った。きっと二人は、また、シたいのだろうと思ったから…。というよりも、わたしの下半身の疼きがもう我慢できないほどだったから…。

 そっとドアを閉めようとしたとき、母の声がした。男の人をからだの中に受け容れた声が…。切ないような、苦しげなような、甘いような…。わたしはおじさんを思い出した。おじさんと繋がるときのあの感じ…。切なくて、ちょっと苦しくて、でも甘くて幸せな、あの感じを…。わたしはノブに手を掛けたまま、身を固くした。

 母の息遣いが聞こえた。息遣いは徐々に荒くなっていき、喘ぐ声が混じるようになった。男の人の荒い息も聞こえた。行為は徐々に熱を帯びていくようだった。遂に母の声が聞こえた。

 「いい…いい…いい…もっと…もっと…もっと…もっと…」
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