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微熱に疼く慕情
第11章 【普遍的な真理】





許してください………



そう、ちゃんと言えたかどうかは不明で
明島さんの怒りが収まったのかどうかも定かじゃないまま、目が覚める
身体は自由だった
手首と足首にはまだくっきり残っている
布団の中で……服は着ていた
起き上がり、床に足を着けた途端
ペタン…と座り込んでしまう
足に力が入らないのだ



「一華っ」



あ……まだ帰ってなかったんだ、明島さん
身体を支えてくれて立ち上がる
いつも飛んじゃった後はこうして優しくなるの
昔は黒崎さんに任せっきりだったけど
私と黒崎さんがそういう関係になったからって
なかなか会わせてもらえない
人一倍、独占欲の強い人



「明島さん……」


「何処か痛むか?すまん、また無理させてしまった…」


「ううん、お仕置き…嬉しかったです」


「バカ、意識飛んでたらそれはお仕置きじゃないだろ、本当に悪かった」


「もう謝らないでください、このくだり何回繰り返すんですか」


「うん、あ、トイレか?」


「はい…」



抱っこされてトイレまで運ばれるなんて
顔から火が出るほど恥ずかしいけど、
お仕置きが終わった後の極甘タイムだから
否応なくお世話されちゃうの



肩を借りてソファーまで行き、
「お水が欲しい」と言えばすぐに取ってきて
口移しで飲ませてくれる
喉が潤ったら「おかわり」ってキスを強請るんだ
もう服も着ちゃって、終わりですか
ズボンの上から触ると、その手を止めてくる



「ダメだ、今日はもう休め」


「どうしてですか?」


「どうしてもだよ」


「私、まだ大丈夫です、明島さん、出せてませんよね?」


「そんな事、気にするな」



このくだりも何度目なんでしょうね
私の身体を気遣うフリをしてるけど、本気で壊したわけじゃない
何より私がそれで納得も満足もしていないってわかっているくせに……




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