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微熱に疼く慕情
第11章 【普遍的な真理】

「私のセックス、好き?」
「え?あぁ、うん」
「私も、気持ち良くしてくれるセックスが好き」
「それは、相手が俺じゃなくてもって事?」
「誰でも良いわけじゃないけど、多分、そういう事」
服を着替える私の髪を撫でてきて
「その男に捨てないで…とでも縋りつかれたか?」って見抜いてくるのやめて
私は、依存してくる相手に弱いらしい
その相手ごと自分も依存してしまうんだろって言われた
「大智は……どうなの?大智も依存しないの?力で押さえつけてきて、無理やり自分のモノにするのは依存と違う?」
「めちゃくちゃ依存してるよ、でも俺はお前じゃないとダメ、俺のちんこ事情知ってるだろ、何度も言わせんな」
「そうじゃなくて、身体の依存と心の依存はどう違うの?私にはわかんないよ……」
わからないから、身体を重ねてしまう
心が擦り減っていても、気付かないフリして繋がる
その一時の熱が私を救ってくれるから
何も考えられなくしてくれるから
その一瞬だけは、愛で満たされるから
「そんなの答えなんて誰がわかるんだよ……わかんなくても、一番心が満たされる相手を選べ、それが俺になる事を願ってるよ」
俺が、最後の男になってみせる……
みたいな事を言われても今更何も響かないよ
ベッドに押し倒したのは私
上に乗ってゴムを手にしてる
「まだ出しきってないでしょ?する?」
「するよ、するけど……」
「まだおまんこびちゃびちゃだよ」
「う、うん……挿れたい」
ほら、男ってそんなもんじゃん
目の前に生身の身体があれば欲をぶつけてくる
ショーツをズラして挿れてあげた
その瞬間から這い上がれないほどの快楽を浴びて
私たちは諸とも崩れ堕ちていく
このおまんこで、好きなだけイキなよって……
シケたちんぽしてんじゃないよって……
どのみち、あんたもセックスが好きなんじゃん……って

