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コンビニバイトの男の子
第7章 歪み
【2】
萩子は向かい合って遅い朝食を食べながら、黙々と食事している貴之をちらちら見ていました。
(貴之さん、何か疲れている感じ?もしかして、仕事なのに私がお土産のお願いしたことが原因?)
「ごちそうさま」
食べ終えた貴之に、思い切って声を掛けます。
「はい。・・・あの、貴之さん、お疲れなんじゃないですか?」
「そうかな?」
「ごめんなさい。私がお土産お願いしたから、帰りが遅くなってしまって、それで・・・」
「シュウ、それは無いよ。実は昨日、部長からお土産買うのに付き合えって言われて、あちこち連れ回されてね。それで帰りが遅くなったんだけど、それでかも」
萩子は、自分が原因じゃなかったと知って、安堵しました。
「そうだったんですね。お疲れ様でした。でしたら、今日はゆっくり休んでください」
「そうだな。じゃあすまないけど、書斎でゆっくりさせてもらうよ」
貴之は、立ち上がって廊下に続く扉に向いますが、途中で立ち止まると萩子の方に振り向きます。
「そういえば、シュウも体調崩してない?さっきこの部屋に入った時、顔赤かったけど」
(見られてた!?)
「それに声も枯れているみたいだし、風邪引いてない?」
「そ、そんなことは無いですよ。こ、声はきっと、あまり喋ってなかったからですよ。全然大丈夫です」
萩子はガッツポーズをして、何もないことをアピールします。
「それならいいけど。無理はしないようにね」
貴之が気遣う言葉を掛けて、部屋を出ていきました。
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