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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
「 来週、またこの封筒を一つ奥さんに届けさせて貰えるかな? 」

悠希を試す様に見つめる社長の目の奥、
お前の奥さんを 裸にして、犯し、嬲り、
淫乱に変えて良いのか?問いかける視線、
悠希は視線を外し頷いた

「 月末 火曜日からこの封筒の薬を、奥さんに判らない様に
  毎日飲ませて欲しい、金曜日この封筒を私の許へ、 」

「 思い直したら、何時でも断ってくれて良いよ
  そんな事で、付き合いが変わる事は無いから 」

強い視線の中、憐みの光を浮かべ社長は 三つの
封筒を悠希に、押し出した、躊躇した悠希の手が
三つの封筒を受け取り、微かな震えを押さえ
カバンの中へ収めた

ーー 震えるのは、何故? 奈緒が僕以外の男に、社長に ーー

自分の妻を差し出す相手に、軽く頭を下げ
悠希は 自宅へ、 

日曜 夜

「 奈緒 明日此れをまた、社長の家に
  届けて貰えるかな ? 明日 葛城さんの
  現場に行くから、帰って来るの 夜遅くなるんだ
  社長 東京に行ってるから、帰って来るの
  明日の夕方だと 言われて 時間的に合わない
  社長も確認したいと言われたから 」
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