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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
昼過ぎ、仕事が一段落して 奈緒は午後のお茶を
同僚と飲んで居た、隣の席で新しいイタリアンの
お店の話に皆の目が集まった時、携帯が奮え
奈緒は携帯を取り出した

・・・悠ちゃんから?・・・

ーー 僕の机の上に 今日、楠社長に渡す書類
   が封筒に入れて置いて有る 今鞄を
   見たら、忘れた見たい 悪いけど仕事が
   終わってから、届けて貰えないかな
   タクシー代は 色を付けてお渡しいたします ーー

奈緒は直ぐに OKと返信を返し 皆が
今日の帰りに行こうと 誘われたのを
やんわりと断った

仕事を終えた服装のまま奈緒は 悠希の机の上の
封筒を抱え 言われた住所にタクシーで向かった
住宅地を抜け、大きな塀に囲われた外玄関の前で、
タクシーは止まる

「 運転手さん 直ぐ 来ますので 待って居て頂けます? 」

奈緒は 開けられたドアの先に有る
厳めしい扉に視線を送り、運転手に声を掛け
タクシーから降りて 玄関横の呼び鈴を押した

「 はい!! 」

「 あっ あのー 岡田ですが 社長にお届け物を 」

ーー カチャ ーー
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