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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
「 皆 一緒だよ!! 」

「 奈緒を・・奈緒を・・ 変えて頂けますか? 」

「 良いのか? 」

獲物を捕らえた肉食獣、社長の瞳は射すくめる様に
悠希の瞳の奥を覗き込み、唇の端が微かに動いた

悠希の頭の中を一瞬、
素裸の男、背中に傷を見せ 
全裸の奈緒が組み敷かれる姿が、
社長の大きな亀頭を咥える姿
全裸の奈緒に何人もの男達が群がり、
喘ぎを悲鳴を上げる奈緒の体を蹂躙する
男達の姿が浮かんで来る

ーー 自分が望んだ・・・事・・--

悠希は頷いた

「 葛城の現場は、? 」

「 今月末の金曜から日曜の三日間の予定ですが 」

突然話の矛先が変わり戸惑いながら、
悠希が答えると

「 奥さん、月末の金曜を予定しよう 
  もし岡田君が 取りやめたく成ったら、 
  それまでに 断ってくれれば良いから 」

「 岡田君が取りやめを言わない限り、
  私は進めて行く 良いかな? 」

「 奥さんと、繋ぎが欲しいから 明日此処に
  この封筒を、届ける様に奥さんに頼めるかな? 」

悠希は頷き、A4の封筒を受け取り自宅へ戻った
奈緒がキッチンから 笑顔で迎えて来る

今月の末・・・ 

悠希は奈緒を見つめ直し 笑顔で
返事を返して 自分の部屋の机の上に
預かった封筒を置いた

リビングに戻る前、悠希は振り向き
机の上の封筒を見つめ直す、

・・・ この、封筒から始まる ・・・

頭の中にまた、辞めろと 警鐘が鳴り響いた
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