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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
女将が襖の前で膝ま付いた時、綾乃は遥に言われた
言葉を思い出して、スカートを少し上げていた 
部屋に入り正座する 天井からの明かりが、
肌色のストッキングに光を与え
紺色のスカートの裾は ストッキングの奥の白い
下着を僅かに隠す短さ、綾乃は裾を気にして、
両の手をスカートの裾の上に置き 太腿を揃え
それを隠した、

「 成田 綾です 」

差し出して来るお猪口に酒を注ぎながら、
社長が綾乃に顔を向け、紹介してくる
白井は目の奥に光を浮かべ、綾乃の足許に視線が
両の手を畳に付け

「 成田 綾です、 宜しくお願いします 」

「 堅苦しいな、まあ、 此処に 」

白井が嫌らしい笑い顔で、自分の横の畳を叩き
綾乃は言われるまま 立ち上がり白井の傍へと
歩み寄った、綾乃が正座から片足を上げた時
白井の視線はスカートの奥の白い物に、視線を
注ぎ続け、口元が嫌らしい笑みを浮かばせ
テーブルに有るお猪口を綾乃に差し出して来た

「 まず、一口! 」

足を揃へ 両の手で持つお猪口に、なみなみと
酒が注がれ 揃えた足の上に酒が零れ、

「 おっ!! すまん!! 」
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