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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
7階のフロアー エレベーターを降りた二人は
人気の無い真っ直ぐな廊下を歩いて居た、
照明を落とされた暗い廊下、和彦の声だけが
廊下に響く

「 此処は 重役室 この先に社長室が 」

「 重役の方達 いらっしゃらないのですか? 」

静かな廊下を歩き 綾乃は和彦を見た

「 今日は 知事との昼食会 さっき皆出て行って
  今は 誰も居ない 」

両手を広げ、スキップする様にお道化て和彦は振り向き

「 月末 2本も契約を 有難う 」

綾乃に近寄り 綾乃の顔を両手で包み覗き込んで来る

「 それは・・・山田さんが・・・ 」

頬を押さえる手を そっと外した

「 此処が社長室 」

突き当りの扉に手を掛け 和彦はそっと扉を引いた
綾乃は和彦の隣に立ち 部屋を覗き込む
目の前に大きな机が 机の上に白い電話機が
1台置かれただけ マホガニーの焦げ茶の机の上の
白い電話機は何故か異質な物に見える

首を伸ばして 左側を見ると 壁際に大きな書棚が
幾つものファイルされた書類の背表紙が見え
その前に 3人掛けだろうか大きなソファーが
3脚、ソファーの前に珈琲テーブルが配置されている 
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