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心の中のガラスは砕けて散った
第8章 綾乃と綾
7月三週目の金曜日 康二は大学ノートを抱え
何時もの様に集会場の扉を開け

「 お疲れ様です 」

座って居る人達に声を掛け集会場の中へ入り
中央の席に向かう 7人程が席に着き 好奇の目が
康二に集まり、冷めた空気が康二に注がれて来る

そんな雰囲気を振り払うように、中央の席に座り
コの字に並べた平机の一角に 5人の
主婦達のグループが、入って来た康二を見て
顏を寄せ合い、小さな声が聞こえ、微かな笑い声と
冷めた目で康二を見てくる、

扉が開き遅れて来た 三人が座り 
集会場に10人の人達が並ぶ、その中に 
早紀の姿は無く 見知らぬ50代の主婦が座って居た
康二は初めて見る女性に声を掛けた

「 この 町内会の集まりに初めての様ですが 」

50代の女性は 主婦達のグループの隅から立ち上がり

「 始めまして、麻野マンションから参りました
  玉川と申します、山田さんがご都合が悪くなって
  今年度、私が替わりを務めさせて頂きます 
  皆さま宜しくお願い致します 」

頭を下げて座り、康二は頷いて夏祭りの
打ち合わせに入って行った 
進行を務める康二の言葉が 
集会場の中を 空回りするように進み、
見かねた山鹿が口を出して来た

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