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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月

・・・嘘でしょう?・・・冗談だよね・・・
夫が下を向き 頭を小刻みに下げている姿を見て
・・・本当なんだーーー・・・・・・・
綾乃は前に座る男に 頭を下げた
「 山田と言います 」
男が頭を下げ 綾乃に手の平を見せて
「 奥様は悪くないですから 」
引きつった笑顔を見せ康二に顔を向け
「 最初のデートは? 」
「 清澄公園 」
「 山の上の 展望台の処か? 」
「 デートスポットだよな その時やったのか? 」
康二が俯いて 暫くして頷いた
「 最初のデートで・・・・ 」
山田は歯ぎしりした顔で
「 その後も車の中か? 」
康二が首を振り
「 ホテルで・・・・ 」
「 早紀はパートで 4時まで働いて家に・・・ 」
山田は目を中空に彷徨わせ
「 どういう風に 時間造ったんだ 」
怒りの籠った目で康二を睨んだ
「早紀さんに パートの早上がりをして貰って 」
山田は頷き
「 昨日は? 何処へ行った? 」
夫が下を向き 頭を小刻みに下げている姿を見て
・・・本当なんだーーー・・・・・・・
綾乃は前に座る男に 頭を下げた
「 山田と言います 」
男が頭を下げ 綾乃に手の平を見せて
「 奥様は悪くないですから 」
引きつった笑顔を見せ康二に顔を向け
「 最初のデートは? 」
「 清澄公園 」
「 山の上の 展望台の処か? 」
「 デートスポットだよな その時やったのか? 」
康二が俯いて 暫くして頷いた
「 最初のデートで・・・・ 」
山田は歯ぎしりした顔で
「 その後も車の中か? 」
康二が首を振り
「 ホテルで・・・・ 」
「 早紀はパートで 4時まで働いて家に・・・ 」
山田は目を中空に彷徨わせ
「 どういう風に 時間造ったんだ 」
怒りの籠った目で康二を睨んだ
「早紀さんに パートの早上がりをして貰って 」
山田は頷き
「 昨日は? 何処へ行った? 」

