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心の中のガラスは砕けて散った
第6章 6月

「 おかえりなさい ご苦労様 」
大きな瞳が康二を見て、笑顔を出してくる
「 只今、 」
康二も笑顔で返して、リビングのテーブルの前に座り
綾乃がグラスとビールを抱えて来た
「 お前も 」
グラスを持ち上げると、嬉しそうに台所からグラスを抱え
康二の差し出すビールを受け、二人でグラスを掲げ
喉へと流し込み
「 まいった!! 」
綾乃が怪訝な顔で康二を見る
「 3丁目のゴミ置き場の前の新築の家に新しい人が
入って家の前にゴミ捨て場なんて嫌だと、
町内の役員さんに文句を言って来たんだって 」
綾乃の顔が曇る
「 可笑しくない ゴミ捨て場、後から出来た訳では
無いんでしょう、昔からあそこに 」
康二は頷き
「 ゴミ捨て場移動しないと 町内会に入らないと
3丁目の細川さんに言ったらしいんだ 」
「 それで? 」
綾乃が康二に話を促した
「 7月の最初の集会の時 新しい人に来て貰って
話しを聞くことにして来た 」
綾乃が手にグラスを持ったまま頷く
「 ゴミ捨て場、どうしようか? 」
康二が呟き、綾乃の顔が曇り 深い溜息を吐き出して
何かを言いかけ、言葉を飲み込んでいた
大きな瞳が康二を見て、笑顔を出してくる
「 只今、 」
康二も笑顔で返して、リビングのテーブルの前に座り
綾乃がグラスとビールを抱えて来た
「 お前も 」
グラスを持ち上げると、嬉しそうに台所からグラスを抱え
康二の差し出すビールを受け、二人でグラスを掲げ
喉へと流し込み
「 まいった!! 」
綾乃が怪訝な顔で康二を見る
「 3丁目のゴミ置き場の前の新築の家に新しい人が
入って家の前にゴミ捨て場なんて嫌だと、
町内の役員さんに文句を言って来たんだって 」
綾乃の顔が曇る
「 可笑しくない ゴミ捨て場、後から出来た訳では
無いんでしょう、昔からあそこに 」
康二は頷き
「 ゴミ捨て場移動しないと 町内会に入らないと
3丁目の細川さんに言ったらしいんだ 」
「 それで? 」
綾乃が康二に話を促した
「 7月の最初の集会の時 新しい人に来て貰って
話しを聞くことにして来た 」
綾乃が手にグラスを持ったまま頷く
「 ゴミ捨て場、どうしようか? 」
康二が呟き、綾乃の顔が曇り 深い溜息を吐き出して
何かを言いかけ、言葉を飲み込んでいた

