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心の中のガラスは砕けて散った
第6章 6月
短い会話、愛しさを浮かべ見つめる目に
笑顔で返し目は 早紀の後ろ姿を追う
早紀の黄色いティーシャツの背中を
長い髪が揺れ、路地の奥へ消えて行った

マンションのドアを開け、入り口に乱暴に
脱ぎ捨てた靴を見て、リビングに
TV画面に釘付けの匠に声を掛けた

「 宿題は? 」

「 終わらせたよ 」
画面の中で車が勢いを付け曲がって行く
コントローラーを握った匠は振り返りもせず
ゲームに夢中に成って居る 早紀はバックを置き
トイレに パンティーを下げ、下着に康二の
放った物が流れ落ち、康二の匂いがトイレの中に
立ち込め、早紀は目を閉じて先程迄の余韻に浸る

康二に抱かれ快感に淫らな声を上げた時間
深い息を吐き出して、立ち上がり、
下着を脱ぎ捨て、消臭剤に手を掛けた
少しの躊躇の後、消臭剤を噴き出して
康二の匂いを消して、主婦へと入って行った

アニメのテーマソングが流れ、二人の子供は
TVの前に座り、夕食の片付けを終えた早紀は
電話機の前に座り、子供達の背中を眺め、
呼び出し音が

「 今日は、楽しかった 」
早紀が名前を言う前に康二の声が

「 わたしも・・・・ 」
女学生の様な甘えた声が出てしまう

「 来週は? 」

「 ゴメンナサイ 」
残念そうに、早紀は断りを入れ
康二の誘いを待った 少し間が開き
軽い会話の後

「 次に逢えるの 集会の時だね、
  それまでは電話で、明日また、 」

康二が残念そうに電話を終わらせ、
早紀は受話器を見つめて、名残惜しそうに
受話器を戻した
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