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第5章 5月

早紀は、仕事が大変、変なお客様が我儘を言って困ると仕事の愚痴を
康二は黙って聞いていた、空気が湿って来たのを感じた康二は
立ち上がり手を伸ばすと早紀は康二の顔を見て、手を伸ばして来る、
手を繋ぎ、坂道を降りていく途中、頬に水滴を感じて

「　走りましょう！！　」
駐車場に止めて有る車に戻った時、ぽつぽつ降っていた雨が
本格的に振り始めて車の屋根に音を立てて来た
康二は後ろのドアを開け、早紀を乗せ自分も付いて入ると
ドアを閉めた時　天井を叩く様な雨音が響き、
フロントガラスに強く雨が降り注ぎ、視界を塞いだ、

「　セーフ　！！　」
早紀が康二を恥ずかしそうに見て来る、
少しお道化て早紀を見て手を握った
少し困惑した顔で康二を見る早紀を見つめ
手を引き顔を近付け　唇をあわせる、
早紀の目が閉じられ康二の唇を受け　
康二の体におずおずと手が回され
顔を外すと、少し照れた顔で口を拭い康二を見た

もう一度唇を重ね舌を差し込んで、舌を絡めあい、
サマーセーターの下から手を差し込み、
下着の感触を指先で感じて、小ぶりの乳房を手で覆い優しく
愛撫を繰り返し、舌を絡め続け、口を離した時、
早紀の吐息を耳元で聞いた