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雨が好き
第75章 初詣

【初詣】
「なんか、さっきお参りしたのに、すぐにまたおんなじ神社に並ぶのって、変な感じだね」
水際さんが言った。
手には『お腹が空いた』ということで、出店で買ってきたおでん。
小さなカップに、4つまで具が入れられるみたい。
『手が二本だから』
という理由で、水際さんがひとつ、私と蒼人さんとでひとつ、だった。
初詣の列はすでに長く連なっている。私達はかろうじて神社の中で並んではいるけれども、後ろには列が続いていて、階段の方までずっとずっと続いていた。
「本当は、別に、1月1日になった瞬間にお参りにこなくてもよいらしいんですけどね」
「え?そうなの!?早く来たほうが良いものもらえるのかと思っていた!!」
水際さんが言うと、蒼人さんは呆れ顔で『バーゲンじゃないんだから』と言った。
そのやり取りに私は思わず吹き出しそうになる。
「なんか、さっきお参りしたのに、すぐにまたおんなじ神社に並ぶのって、変な感じだね」
水際さんが言った。
手には『お腹が空いた』ということで、出店で買ってきたおでん。
小さなカップに、4つまで具が入れられるみたい。
『手が二本だから』
という理由で、水際さんがひとつ、私と蒼人さんとでひとつ、だった。
初詣の列はすでに長く連なっている。私達はかろうじて神社の中で並んではいるけれども、後ろには列が続いていて、階段の方までずっとずっと続いていた。
「本当は、別に、1月1日になった瞬間にお参りにこなくてもよいらしいんですけどね」
「え?そうなの!?早く来たほうが良いものもらえるのかと思っていた!!」
水際さんが言うと、蒼人さんは呆れ顔で『バーゲンじゃないんだから』と言った。
そのやり取りに私は思わず吹き出しそうになる。

