この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第69章 いもうと
そうこうしているうちに、あっという間にクリスマス・イブが過ぎ、クリスマスが去っていく。
喫茶店である『みなと町』にとって、クリスマスは忙しい、ということは特になかった。
ただ、街に繰り出す人が多い分、お客の入りが少しだけいいかな?という程度。

しかし、水際さんによると
『クリスマスのデパートは戦場よ』
だそうだ。
アルバイトもいつもの倍以上に増やして対応。
水際さんも夜遅くまで頑張っていたようだった。
そして、怒涛のようなクリスマス商戦が過ぎて26日になると、
あっという間に内装はお正月モードに変わるのだそう。
『昨日までクリスマスソングが流れていたのに、スイッチ切り替えたみたいに和風一色になっちゃうのよね』
というほどの早変わりだとか。
館内にはのんびりしたお琴の音色かなんかが流れてしまい、急に落ち着いたムードになるという。

なので、水際さんも28日はお休みが取りやすいのだそうだ。
そして、蒼人さんのお仕事も28日からお休みらしい。
だから、水際さんとの遅まきのクリスマス・パーティは28日に設定された、というわけだった。

そして、その会場は・・・

「よーし・・・んじゃ会場は・・・『みなと町』なんてどう?」

あの日、水際さんがこう言った。
キッチンの奥で私達の会話を聞いていたお父さんも、
『年末はさほど忙しくないから夜、貸し切りにしてもいいよ』
と言ってくれたこともあり、

クリスマス・パーティは『みなと町』で開かれることになった。
/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ