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雨が好き
第68章 ルミナス・ガーデン

「みなとさん・・・」
頭の上で、彼の声がする。耳だけではなく、身体の振動で声を感じる。
きゅっと、背中に回した手に力がこもる。
「来年も・・・再来年も・・・
クリスマスを、あなたと一緒に過ごしたい」
とくん、と、心臓が跳ねた。
耳元で、彼の心臓の鼓動も、ドキドキと響いているようだった。
来年も、再来年も・・・
ずっと、ずっと・・・
こんなに温かい、優しい時が続くなら。
コクリと、小さく私は頷く。
頷いて、涙が出て・・・
その涙が、蒼人さんの服に染み込んで、消える。
「うん・・・私も」
喉をつまらせながら、私は、そう答えていた。
頭の上で、彼の声がする。耳だけではなく、身体の振動で声を感じる。
きゅっと、背中に回した手に力がこもる。
「来年も・・・再来年も・・・
クリスマスを、あなたと一緒に過ごしたい」
とくん、と、心臓が跳ねた。
耳元で、彼の心臓の鼓動も、ドキドキと響いているようだった。
来年も、再来年も・・・
ずっと、ずっと・・・
こんなに温かい、優しい時が続くなら。
コクリと、小さく私は頷く。
頷いて、涙が出て・・・
その涙が、蒼人さんの服に染み込んで、消える。
「うん・・・私も」
喉をつまらせながら、私は、そう答えていた。

