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雨が好き
第68章 ルミナス・ガーデン

【ルミナス・ガーデン】
お食事が終わり、私達は洋館を後にする。
時刻は19時30分を回った頃だった。
「少し、遅くなってもいいですか?」
蒼人さんが手を差し伸べるので、私は自然とその手を取っていた。
私は手袋をしているけど、蒼人さんは手袋をしていない。
寒く、ないのかな?
「蒼人さん、手、大丈夫?」
繋いでいない方の手はポケットに入っているから大丈夫だろうけど。
「みなとさんの手があったかいから、大丈夫です」
きゅっと握られたので、私も少し握り返した。
「お庭、歩きませんか?」
このレストランのお庭は『ルミナス・ガーデン』というのだそうだ。
庭園にLEDの電球をあしらって光らせている。
光の花の咲く道を、お散歩しているような気持ちになる。
ほう、と息を吐くと白くなる。
夜は、やっぱり少し冷える。
「寒いですか?」
聞かれたので首を振る。
寒くはない。ただ思ったのだ、
「ううん・・・冬だなあって」
少し座りましょうか、と石のベンチに座ることにした。
目の前にはキラキラきれいな光の庭。
蒼人さんが、お尻が冷たくないようにと、リュックの中からアウトドア用クッションを出してくれる。
お食事が終わり、私達は洋館を後にする。
時刻は19時30分を回った頃だった。
「少し、遅くなってもいいですか?」
蒼人さんが手を差し伸べるので、私は自然とその手を取っていた。
私は手袋をしているけど、蒼人さんは手袋をしていない。
寒く、ないのかな?
「蒼人さん、手、大丈夫?」
繋いでいない方の手はポケットに入っているから大丈夫だろうけど。
「みなとさんの手があったかいから、大丈夫です」
きゅっと握られたので、私も少し握り返した。
「お庭、歩きませんか?」
このレストランのお庭は『ルミナス・ガーデン』というのだそうだ。
庭園にLEDの電球をあしらって光らせている。
光の花の咲く道を、お散歩しているような気持ちになる。
ほう、と息を吐くと白くなる。
夜は、やっぱり少し冷える。
「寒いですか?」
聞かれたので首を振る。
寒くはない。ただ思ったのだ、
「ううん・・・冬だなあって」
少し座りましょうか、と石のベンチに座ることにした。
目の前にはキラキラきれいな光の庭。
蒼人さんが、お尻が冷たくないようにと、リュックの中からアウトドア用クッションを出してくれる。

