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雨が好き
第67章 クリスマス・ディナー
そこで、はっと思い出す。
そうだ、私も・・・。
ペンダントを大事に箱に戻すと、私も自分のリュックから小さな箱を取り出す。

「私も、プレゼントを・・・クリスマス・・・だから」
そう、私もクリスマスプレゼントを用意してきたのだ。
びっくりさせようと思ったのに、蒼人さんも同じことを考えていた。

「キーケース?」
箱を開けると、ブラウンの革製キーケースが姿を表した。
今回は、水際さんの力を借りずに、自力で見つけた。
あれこれ雑誌を見たり、お店を巡ったり・・・
それで、見つけたのが、これだった。
私の知る限り、蒼人さんは鍵をつけるケースを持っていなかった。

「ありがとう・・・大切にする」
そう言って、蒼人さんはプレゼントを大事そうにしまってくれた。
私も、ペンダント、今ここでつけようかと一瞬思ったけれど、
なんだかもったいない気がして、やっぱり大事にしまうことにした。

「びっくり、させようと思ったんですけどね」
「私もです」
「考えてること、おんなじでしたね」
「そうですね」
ふふ・・・と笑い合う。
なんだか、とても、良い時間だった。
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