この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雨が好き
第66章 きらめく街

「なんだか、外がきれいですね。毎年、このあたりはこんな感じですか?」
そんな風に蒼人さんに聞かれて、
あれ?去年はどうだったかな、と私は考えてしまった。
確かに、蒼人さんに促されて外を見ると、
夕暮れの『みなと町』の窓の外は、少し前よりずっとキラキラとしているようだった。
この季節、街って、こんな風になるんだ。
知っていたはずなのに、初めて気付いた・・・そんな気がした。
「ええ、このあたりは駅もそこそこ近いので、
商店街で毎年クリスマスのライトアップをするんですよ」
お父さんがカウンターの奥から声をかけてくれた。
相変わらず、この時間、『みなと町』のお客さんは蒼人さんだけなので、お父さんは少し、手持ち無沙汰。
そんなお父さんの声に蒼人さんも頷く。
「そうなんですね」
そう言って、また、彼は窓の外に目を向けた。
それを見て、自然と、私の目も外に向く。
そんな風に蒼人さんに聞かれて、
あれ?去年はどうだったかな、と私は考えてしまった。
確かに、蒼人さんに促されて外を見ると、
夕暮れの『みなと町』の窓の外は、少し前よりずっとキラキラとしているようだった。
この季節、街って、こんな風になるんだ。
知っていたはずなのに、初めて気付いた・・・そんな気がした。
「ええ、このあたりは駅もそこそこ近いので、
商店街で毎年クリスマスのライトアップをするんですよ」
お父さんがカウンターの奥から声をかけてくれた。
相変わらず、この時間、『みなと町』のお客さんは蒼人さんだけなので、お父さんは少し、手持ち無沙汰。
そんなお父さんの声に蒼人さんも頷く。
「そうなんですね」
そう言って、また、彼は窓の外に目を向けた。
それを見て、自然と、私の目も外に向く。

