この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第7章 みなと町
食べ終わった蒼人さんに、コーヒーとケーキは私のおごりだと言ったけど、
彼は自分が払うからと、頑として譲らなかった。

私は、せっかく、いろいろのお礼やらお詫びやらができると思ったのにと、
オロオロしてしまった。

そんな私のうろたえる姿を見て、蒼人さんは、くくっと笑みをこぼした。
そして、ここを奢って貰う代わりに、と言い、こう続けた。

「今度、隣町の美術館に行きたいから、一緒に来てくれない?」

きっと、このときの私の目はほんとうにまん丸になっていたと思う。

突然のお誘い。
男の人から・・・。

でも、不思議だった。この時の私は、手も足も震えなかった。

そして、きゅっとお盆を抱きしめると、小さく頷くことができた。
/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ