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天狐あやかし秘譚
第71章 其疾如風(きしつじょふう)
ーうーん・・・これってどうなんだろう?
 まあ、セックスも激しい運動だから?
 そういうこと・・・でいいのかな?

モミの姿は見えなかった。おそらく、女の陰部に潜り込んで、好きなだけ好物の愛液を啜っているのだろう。

はあ、はあ・・・
はあ・・はあ・・・

汗ばんで悶えている女・・・
その匂い立つ情景に、クチナシはゴクリと喉を鳴らした。

ここで、クチナワの性欲がムクムクと頭をもたげてきた。
今までちんちくりんの子供を相手にしていたのだ。
それに、睡眠欲、食欲も満たされた。
だったら、次は性欲だろう・・・?

そもそもお館様は裾張蛇を使えと言っていたじゃねえか。

ちなみに、裾張蛇とは、頭のところが手になっている蛇の妖怪である。本来は、暗闇で人に忍び寄り、その裾を引っ張る妖怪、なのだが、人間の手がついているので、例えば拳銃を打とうと思えば撃たせられるし、簡単なことであればパソコンの操作なんかもさせられる。もちろん、その手や指、さらに言えばエッチなグッズを使って、あんなことやこんなことをしてしまうことだってできてしまう。

お館様は、モミに夢を見させて心を、裾張蛇にアソコを弄ばさせて身体を、両方とも性奴隷に堕とすことを意図していたのだ。

ーまあ、別に妖怪がやっても人間がやっても構うまい?
 なんなら間違って挿れちまってもわかりゃしねえよな?

そーっと手を伸ばす。まずは、胸を・・・と両手でぐわっと鷲掴みにした。

ーうっひょー・・・やわらけえ・・・って
 ん?

綾音の左胸のポケットにゴロンとした固い何かがあった。

ーなんだよ、これ?
 揉み心地悪くなるじゃねえかよ。

ボタン付きのシャツのポケットを開けてみると、中にはコロンとした石が入っていた。白っぽい石。たしかにちょっと綺麗だが、別に何の変哲もないような、どこにでもありそうな石だった。

「なんだこりゃ?」

クチナワはポイとそれをベッドの横に投げ捨てた。瞬間、綾音が『んんっ!』と肩を震わせたような気がしたが、彼は、それを自分の愛撫に反応したのだと好意的に解釈していた。

「さーって、じゃあ、俺も、下の方も頂いちゃいますかあ?」

いやらしい笑みを浮かべながら、クチナワは綾音のパンツに手をかけていった・・・。
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