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天狐あやかし秘譚
第114章 天道是非(てんどうぜひ)
「あ!あなたが綾音さんですね!お噂はかねがね!
よろしくお願いします。京都支部の御池です。」
すっと差し出された手を握ると、ぶんぶんと元気に振られてしまった。
「こちらこそ・・・。
それにしても、よく私たちが東京のってわかりましたね」
宝生前が会ったのはだいぶ前のようだし、彼ですら記憶が曖昧なのだから、御池の方だって宝生前を覚えていない可能性も十分にあるだろうに・・・。
もしかして、事前に私たちの写真でも見せてもらっていたのだろうか?
あ、待てよ、そうか!ダリか。
私は後ろを振り返る。私のすぐ近くには、人間モードのダリが人混みに辟易したような表情で立っていた。
御池は占部だ。ダリは今、多分妖力を特に隠してはいないから、見る人が見れば超目立つのだろう。
「ああ、それなら全然むずかしくなかったです!
スーツにパンク、イケメンに普通女子のグループと言われていたので
一発でわかりました」
「ああ」
「あ?」
「ほう・・・」
「え?」
宝生前が納得をし、御九里が不快そうに眉間に皺を寄せ、ダリが感心したような様子を見せ、私は・・・若干のショックを受けていた。
ま、まあ・・・ここで『絶世の美人』とか言われたら、逆に嫌味だけどさ。
どうやら、この御池さんも、占部の女性が共通して持っている特性『天然』をしっかりと受け継いでいるようだった。
「ささ、みなさん、お昼はまだですよね?
鴨川沿いの料亭で川床ランチ予約しといたんです。
まずは腹ごしらえと参りましょう!」
にこりと笑った御池の顔は、とても無邪気で可愛らしかった。
よろしくお願いします。京都支部の御池です。」
すっと差し出された手を握ると、ぶんぶんと元気に振られてしまった。
「こちらこそ・・・。
それにしても、よく私たちが東京のってわかりましたね」
宝生前が会ったのはだいぶ前のようだし、彼ですら記憶が曖昧なのだから、御池の方だって宝生前を覚えていない可能性も十分にあるだろうに・・・。
もしかして、事前に私たちの写真でも見せてもらっていたのだろうか?
あ、待てよ、そうか!ダリか。
私は後ろを振り返る。私のすぐ近くには、人間モードのダリが人混みに辟易したような表情で立っていた。
御池は占部だ。ダリは今、多分妖力を特に隠してはいないから、見る人が見れば超目立つのだろう。
「ああ、それなら全然むずかしくなかったです!
スーツにパンク、イケメンに普通女子のグループと言われていたので
一発でわかりました」
「ああ」
「あ?」
「ほう・・・」
「え?」
宝生前が納得をし、御九里が不快そうに眉間に皺を寄せ、ダリが感心したような様子を見せ、私は・・・若干のショックを受けていた。
ま、まあ・・・ここで『絶世の美人』とか言われたら、逆に嫌味だけどさ。
どうやら、この御池さんも、占部の女性が共通して持っている特性『天然』をしっかりと受け継いでいるようだった。
「ささ、みなさん、お昼はまだですよね?
鴨川沿いの料亭で川床ランチ予約しといたんです。
まずは腹ごしらえと参りましょう!」
にこりと笑った御池の顔は、とても無邪気で可愛らしかった。

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