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淫夢売ります
第42章 淫らな選択:燃える身体
彼女の周囲は男性で囲まれていて見えないというのもあるけれど、電車に乗っている人たちは皆、イヤホンをして音楽を聞いていたり、スマホに夢中だったりと周囲に注意を払っている人など誰もいないのだ。

そんな・・・
あんなことが起こっているのに・・・

ゴクリ、とまた、私の喉は鳴ってしまう。

そして更に信じられないことが起き始めた。右手の男性が女性の手を自らの股間に持ってきたのだ、そして、スーツのズボンのチャックを下ろし、そこからにゅっと大きく勃起した浅黒い男性自身を取り出し、女性の手に握らせる。その上から自身の手を重ねてしまったので、女性は手を離すことができないでいた。

あんなに、血管が浮き出ている・・・

あれほどそそり立った男性自身を目の当たりにしたのは正直初めてだった。そして、男性が電車の揺れに合わせて自らの手を動かすと、丁度女性の手でソレがしごかれるような状態になる。ニッチャ、ニッチャと粘っこい水音が聞こえる気がする。女性の小さな手の隙間から男性器の先っぽが見え隠れする。それは、先っぽから漏れ出した透明な粘液でぬらぬらと光っていた。

女性は、左手で男性自身を握らされ、アソコに指を二本入れられグチグチとかき回され、さらに敏感な芽に振動するおもちゃをあてがわれ、身体をブルブルと震わせている。顔が次第にうつむき、口元と思われるところからは際限なく涎がつつー、つつーと垂れ流され続けていた。

と・・・止めなきゃ・・・

やっと私はそう思った。咄嗟に立ち上がろうとすると、右隣の男性に手を掴まれる。

「騒がないで」
見ると、30代前半くらいの普通の会社員風の男性だった。意外なほどの力で腕を捕まれ、突然のことにパニックになった私は、そのまま座席に座ることしかできなかった。
男性がそっと、私の耳元に口を近づけてくる。熱い吐息が耳にかかってしまう。目の前で繰り広げられた異常な行為にすっかり当てられ、熱くなった私の身体は、その微妙な刺激だけでゾクゾクと震えた。

「見てたんでしょ?」
ドキンと心臓が跳ねる。
「感じた?」
その言葉に、ジュンと私の秘所が反応してしまう。

こ・・・この人、私が、私が今、どうなっているのか・・・

どっどっどっど・・・
心臓が強く打つ。

見透かされている・・・!?
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