この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫夢売ります
第41章 淫らな選択:違う電車

ちらりと時計を見た。金曜の夜、まだまだ電車は混んでいそうな時間帯だった。あまり遅くなると雨が降り出すかもしれないなと思うけど、雨が降ってしまったほうが電車が空いてるかもしれない、そんな思いもあった。
どうしようかな・・・
帰ろうか、もう少し、時間を潰そうか・・・?
幸いなことに、明日は土曜日で会社は休みだ。少しくらい帰るのが遅くなっても構わないはずだ。このときの私は、そう思った。
そして、もちろん、先程見た『夢』のことも頭にあった。
もしかしたら、運命だったのかもしれない。
それとも、本当に偶然だったのかもしれない。
いつも、同じ生活。
同じ時間に起きて、同じコースで会社に行って、同じ時間に退社して、同じ電車に乗って、同じスーパーで買物をして、同じドラマを見て、同じ時間に寝る。
でも、今日は、違う電車に乗った。
それが、私のリズムを微妙に狂わせたのかもしれない。
この時、私は、『夢占い屋さんに行ってみよう』。そう思った。
そして、選んだ、いつもと違う選択肢・・・
本当に、他意はなかったのだ。
何の気なしにそうしようと思っただけだった。
でも、この選択が、後に私を・・・私の人生を、取り返しがつかないような形にまで変貌させてしまうことになろうとは、まさに『夢にも思わなかった』のだった。
どうしようかな・・・
帰ろうか、もう少し、時間を潰そうか・・・?
幸いなことに、明日は土曜日で会社は休みだ。少しくらい帰るのが遅くなっても構わないはずだ。このときの私は、そう思った。
そして、もちろん、先程見た『夢』のことも頭にあった。
もしかしたら、運命だったのかもしれない。
それとも、本当に偶然だったのかもしれない。
いつも、同じ生活。
同じ時間に起きて、同じコースで会社に行って、同じ時間に退社して、同じ電車に乗って、同じスーパーで買物をして、同じドラマを見て、同じ時間に寝る。
でも、今日は、違う電車に乗った。
それが、私のリズムを微妙に狂わせたのかもしれない。
この時、私は、『夢占い屋さんに行ってみよう』。そう思った。
そして、選んだ、いつもと違う選択肢・・・
本当に、他意はなかったのだ。
何の気なしにそうしようと思っただけだった。
でも、この選択が、後に私を・・・私の人生を、取り返しがつかないような形にまで変貌させてしまうことになろうとは、まさに『夢にも思わなかった』のだった。

