この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫夢売ります
第33章 仮面の夜会:ギニョール

扉から向かって左側のソファセットが空いていたので、ファイに促されるまま腰を下ろした。窓の中は確かにシャンブル(部屋)だった。
部屋の右手には大きめの、クィーンサイズか、下手したらキングサイズくらいのベッドがある。奥の左手にはソファがあった。照明は外よりも少し明るい感じで、中の様子がよく見えた。
「ああ・・・セルヴァさん、今日、入っていたんですね」
セルヴァと呼ばれたその女性は、ベッドの上で後ろ手に革製の手枷をはめられ、膝立ちになっている。顔には赤い革製の仮面をつけていた。それは、目の周りだけが黒く縁取られている、ピッタリと顔にフィットするタイプの仮面だった。
そして、腰から上には黒い革製のビスチェのようなものを身につけていた。ただし、そのビスチェは、胸の部分がすっぽりと抜けており、セルヴァの小ぶりながらも形の良い乳房があらわになっていた。
「セルヴァさん・・・今日も盛んですね・・・」
ファイが目を細める。部屋にはセルヴァ以外に女性がひとり、男性が3人いた。男性は皆、マスクこそつけているものの、その他は一糸まとわぬ全裸姿だった。そして、もう一人の女性はセルヴァと同じように赤い仮面に黒いスーツを着ている。ファイによると、こちらの女性はピスケスというらしい。
「ここはね、こうしてゆっくりと他人のプレイを見るための、見せるための部屋なんです。」
ほら、始まりますよ、とファイが言った。
一体何が・・・と思っていると、後ろ手に拘束されているセルヴァがベッドの上でお尻を高く上げる姿勢にされていた。しかも、わざと窓の方にそれを向けるようにさせられている。手枷があるので、思うように自分では姿勢をコントロールできないようだった。
一方、ピスケスは、奥のソファに座らせられている。足と手をつなぐ枷のようなものをつけられており、しかもそれが金属の棒のようなものに固定されていた。セルヴァもピスケスも、こちらに秘所を丸見えの状態にされている。恥ずかしいのか、ピスケスが頭を振っている様子が見えた。
そのあまりの異常な光景に息を呑み、無意識に私はファイの袖を握ってしまっていた。
その手にファイがそっと手を重ねてくる。
「大丈夫です。私も知ってるんですけど、あの二人はね、こうして『恥ずかしい』思いをするのが好きなんです。無理やりされているわけではないんです」
部屋の右手には大きめの、クィーンサイズか、下手したらキングサイズくらいのベッドがある。奥の左手にはソファがあった。照明は外よりも少し明るい感じで、中の様子がよく見えた。
「ああ・・・セルヴァさん、今日、入っていたんですね」
セルヴァと呼ばれたその女性は、ベッドの上で後ろ手に革製の手枷をはめられ、膝立ちになっている。顔には赤い革製の仮面をつけていた。それは、目の周りだけが黒く縁取られている、ピッタリと顔にフィットするタイプの仮面だった。
そして、腰から上には黒い革製のビスチェのようなものを身につけていた。ただし、そのビスチェは、胸の部分がすっぽりと抜けており、セルヴァの小ぶりながらも形の良い乳房があらわになっていた。
「セルヴァさん・・・今日も盛んですね・・・」
ファイが目を細める。部屋にはセルヴァ以外に女性がひとり、男性が3人いた。男性は皆、マスクこそつけているものの、その他は一糸まとわぬ全裸姿だった。そして、もう一人の女性はセルヴァと同じように赤い仮面に黒いスーツを着ている。ファイによると、こちらの女性はピスケスというらしい。
「ここはね、こうしてゆっくりと他人のプレイを見るための、見せるための部屋なんです。」
ほら、始まりますよ、とファイが言った。
一体何が・・・と思っていると、後ろ手に拘束されているセルヴァがベッドの上でお尻を高く上げる姿勢にされていた。しかも、わざと窓の方にそれを向けるようにさせられている。手枷があるので、思うように自分では姿勢をコントロールできないようだった。
一方、ピスケスは、奥のソファに座らせられている。足と手をつなぐ枷のようなものをつけられており、しかもそれが金属の棒のようなものに固定されていた。セルヴァもピスケスも、こちらに秘所を丸見えの状態にされている。恥ずかしいのか、ピスケスが頭を振っている様子が見えた。
そのあまりの異常な光景に息を呑み、無意識に私はファイの袖を握ってしまっていた。
その手にファイがそっと手を重ねてくる。
「大丈夫です。私も知ってるんですけど、あの二人はね、こうして『恥ずかしい』思いをするのが好きなんです。無理やりされているわけではないんです」

