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淫夢売ります
第32章 仮面の夜会:オートマータ

「ええ!いいじゃん!!だったら私、お金なくて行かれないから北欧とか旅行する夢買いたい!あ!でも、夢を買うお金が30万円です、とかだったら旅行いくか・・・」
「なんか、安いみたいよ」
「いくら?」
「2万5千円だって」
「びみょー」
ふふふ、と二人で笑いあっていた。
「あとね、これも噂なんだけど、買える夢のジャンルが決まってるんだって」
「ジャンル?洋画とか、邦画とか?」
「そういう言い方すれば・・・ポルノ?」
ポルノという言葉に亜希子がちょっと顔を赤らめた。私も聞いててどきりとする。要するに・・・
「えっちな夢ってこと、みたい」
「ええ!なにそれ、なにそれ!!」
「買ったら誰にもバレずに不倫できちゃうかも」
「朝起きたら・・・ドッキドキ、とか?」
いやー!!と、また二人で盛り上がる。
私はどこで相槌を打っていいかわからず、頼んでいたオレンジジュースをちゅーっと飲んでいた。
「でさ、そのお店って新宿にあるんだって。」
「そんなん誰に聞いたの?」
「友達の友達の会社勤めの女の子がさ、そこで夢買ったっての聞いてさ。」
「ええ!実際にいるの!?」
「そう、しかも、なんかその夢がきっかけで彼氏できちゃったみたいよ」
「現実にヤッとるやん!」
ドッとまた二人で笑っていた。
「だから、今度行こうかなって・・・亜希子と里宇(りう)も一緒に行ってみない?」
急に名前を呼ばれて私はドキリとする。
優里も亜希子も私とは違って仕事もしながら子育てもしている。ファッションセンスも良くて、なんだかキラキラしている。一方、私は、あまり体の線を出さないような、黒のキャミソールにVネックのカーディガン、下もあまりピッタリとしていないワイドタイプの白のパンツだ。気がついたら全てメイドイン『ユニクロ』。あまりこの二人とお出かけするのはふさわしくないかもと気が引ける。
いいね、いいねと二人言い合っているので、気弱な私はやっぱり曖昧に頷いてしまうのだが・・・。
「なんか、安いみたいよ」
「いくら?」
「2万5千円だって」
「びみょー」
ふふふ、と二人で笑いあっていた。
「あとね、これも噂なんだけど、買える夢のジャンルが決まってるんだって」
「ジャンル?洋画とか、邦画とか?」
「そういう言い方すれば・・・ポルノ?」
ポルノという言葉に亜希子がちょっと顔を赤らめた。私も聞いててどきりとする。要するに・・・
「えっちな夢ってこと、みたい」
「ええ!なにそれ、なにそれ!!」
「買ったら誰にもバレずに不倫できちゃうかも」
「朝起きたら・・・ドッキドキ、とか?」
いやー!!と、また二人で盛り上がる。
私はどこで相槌を打っていいかわからず、頼んでいたオレンジジュースをちゅーっと飲んでいた。
「でさ、そのお店って新宿にあるんだって。」
「そんなん誰に聞いたの?」
「友達の友達の会社勤めの女の子がさ、そこで夢買ったっての聞いてさ。」
「ええ!実際にいるの!?」
「そう、しかも、なんかその夢がきっかけで彼氏できちゃったみたいよ」
「現実にヤッとるやん!」
ドッとまた二人で笑っていた。
「だから、今度行こうかなって・・・亜希子と里宇(りう)も一緒に行ってみない?」
急に名前を呼ばれて私はドキリとする。
優里も亜希子も私とは違って仕事もしながら子育てもしている。ファッションセンスも良くて、なんだかキラキラしている。一方、私は、あまり体の線を出さないような、黒のキャミソールにVネックのカーディガン、下もあまりピッタリとしていないワイドタイプの白のパンツだ。気がついたら全てメイドイン『ユニクロ』。あまりこの二人とお出かけするのはふさわしくないかもと気が引ける。
いいね、いいねと二人言い合っているので、気弱な私はやっぱり曖昧に頷いてしまうのだが・・・。

