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淫夢売ります
第28章 白の花園:知らない夢

その時はわからなかった。もしかしたらこれが性感かも、とすら思った。
しかし、今、大知の指が私の体の深奥に触れようとしたとき、はっきりと分かった。
これは・・・この感触は・・・
嫌悪感だ。
「イヤ!」
私は思わず彼を押しのけていた。
大知は目を白黒させていた。私はバスローブの前をかき合せるようにして、彼と反対方向に身体を背けた。
「どうして・・・?」
大知は半ば呆然と言うが、私にもわからなかった。
言いようのない、説明できない嫌悪感が私の身体を貫くように走ったのだ。
なんで?どうして?
私にもわからなかった。
大知は優しかった。何も悪くなかった。
嫌なことはひとつもなかった。
でも・・・だけど・・・。
身体が、彼を拒否している。
そうとしか言いようがなかった。
私の頭は、すっかり混乱していた。
なので、「ごめんなさい」と彼に言うのが精一杯だった。
ふっと彼の力が抜けるような感じが伝わってきた。
「いいよ」
そして、そう言ってくれた。
その夜は、互いに下着を身につけて、ダブルのベッドで、できるだけ小さくなって眠りにつくことになった。
しかし、今、大知の指が私の体の深奥に触れようとしたとき、はっきりと分かった。
これは・・・この感触は・・・
嫌悪感だ。
「イヤ!」
私は思わず彼を押しのけていた。
大知は目を白黒させていた。私はバスローブの前をかき合せるようにして、彼と反対方向に身体を背けた。
「どうして・・・?」
大知は半ば呆然と言うが、私にもわからなかった。
言いようのない、説明できない嫌悪感が私の身体を貫くように走ったのだ。
なんで?どうして?
私にもわからなかった。
大知は優しかった。何も悪くなかった。
嫌なことはひとつもなかった。
でも・・・だけど・・・。
身体が、彼を拒否している。
そうとしか言いようがなかった。
私の頭は、すっかり混乱していた。
なので、「ごめんなさい」と彼に言うのが精一杯だった。
ふっと彼の力が抜けるような感じが伝わってきた。
「いいよ」
そして、そう言ってくれた。
その夜は、互いに下着を身につけて、ダブルのベッドで、できるだけ小さくなって眠りにつくことになった。

