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告白日記『年下のカレ』
第5章 初めてのお泊まり旅行《記入日…令成4年6月19日》
〜3月25日(カレの気持ち②)〜
考えに耽っていたカレが、話し始める。

「えっと…そりゃあ、尚美に旦那さんがいること、まったく気にならないと言ったら嘘になるよね…」

少しだけ『怖い』と思う気持ちを抑え込んで、カレの話を聞く私。

「んーっと…ごめん、俺バカだからっ。どう説明したら上手く伝わるのかわかんないけど、とにかく…尚美のことが大好きなんだ…」

まっすぐに私を見て、しっかりと伝えてくれるカレ。

「優しい人だな、素敵な人だな、好きだな…って思った人が、結婚していて…けど、付きあえることになって…奇跡だろ!って感じで…
 今日みたいに、一緒にいられることが、ただただありがたいっていうか、めっちゃ嬉しいし楽しいし…けど、尚美が困ったり苦しんだりするのだけは絶対に嫌だから…
 申し訳ないとか思わなくていいよ…今、俺めっちゃ幸せだよ。
 だから尚美も気にせずに、こういう2人の時間を、一緒に楽しもうよ。」

カレは一生懸命、考えや気持ちを伝えてくれました。

それを聞いた私は、カレには申し訳ないんだけど、心の中でおかしくって笑ってしまいました。

カレがあまりにしっかりしているから、ついつい忘れることがあるけど、カレはまだ二十代前半の大学生。
カレくらいの年齢のカップルたちって、先のことを考えて付きあったりなんてしませんよね?笑
ただ純粋に好きだから付き合って、一緒にいる『今』を楽しむ。
先のことなんて考えるのは、ある程度の年齢になってからですよね笑

カレの答えを聞いて、ほんのちょっぴり残念な気持ちもあったけど、何より心がすっと『楽』になったのを今でも覚えています。

世の中のカップルたちと同じように、そのうちカレと『別れる』ときがくるんだろうな。
カレが私に飽きるか、他に好きな人ができるか、他の理由か…
今はまだ、あまり考えたくないけど…
それならそれで仕方ない、だからこそ、私もカレとの『今』を素直に楽しみたい。
それにやっぱり、優しいカレの気持ちにできるだけ応えてあげたい。
そう思った私は、もう『迷わない』と心に決めました。
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