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告白日記『年下のカレ』
第5章 初めてのお泊まり旅行《記入日…令成4年6月19日》
〜3月25日(カレの気持ち①)〜
街灯が等間隔で並ぶ夜の山の下り道、足を止めて綺麗な景色を見ながら会話する2人。

「めっちゃ楽しかったけど…もう1日目も終わりかと思うと、ちょっと寂しいかも…」

「そうねっ…楽しい時間って、ほんと過ぎるのが早いわよね。」

そんな話をしながら、その日1日のことを思い返す私。
ふと、神社での思いが溢れ出してしまいました…

既婚者である私と付き合ってること、これから先のこと、そういったカレの気持ちがどうしても知りたくなりました。

「ねぇ、大樹…ちょっと変なこと、聞いてもいい?」

「ん?…どうしたの?」

何をどう聞けばいいのか…少し考えてみたけど、いい案が思いつきませんでした。

「あのねっ…大樹としてはやっぱり、私に夫がいるってこと…気になる?」

カレとしては予想していなかった質問だったようで、少し驚いた表情になったあと、だんだんと不安な表情に変わりながら…

「尚美…もしかして、俺と別れたいの?…」

私も予想していなかったカレの反応に驚き、誤解させてしまったことに焦ってしまいました。

「えっ…ううんっ!ごめんっ、ちがうのっ!…そういうことじゃなくって…私が既婚者だからこそ、大樹にいろいろと気をつかわせちゃったり、我慢させちゃったりしてることって、きっとあるんだろうなって…それに…」

『これから先のことだって…』そう言おうとしたけど、言えませんでした。

「それに…?」

続きを言わずに黙る私を見ながら、聞き返してくれるカレ。

「ううん…とにかく、こうして一緒にいる時間が楽しいからこそ、大樹に申し訳ないなって思うこともあるし、大樹はどう思ってるのかな?って…時々考えちゃうの。」

カレの表情が、ほっと…不安から安堵のそれへと変わるのがわかりました。

「よかったー…やっぱり別れましょうとか、言われるのかと思ったー。」

「ごめんっ…変な誤解させちゃったっ…」

「いやいや、俺が勘違いしただけだよ。」

そう言って、考えこむように黙り込むカレ…
私からの質問に対する答えを、じっくりと考えてくれてるのが伝わりました。

心の中で緊張しながら、カレからの答えを待つ私…
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