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”She”
第1章

エステの施術室は、薄暗くて、バリリゾート風のインテリアで整えられている。
ウッド系のいい香りがする部屋の真ん中に置かれた小さな施術用のベッドに、僕は座らされた。
杏子は僕のシャツのボタンを外しながら、首筋にキスをする。
さすがエステティシャンだ。
杏子はどこを触れば気持ちいいかを熟知してる。
5つ目のボタンを外すと、はだけた胸元からのぞいた乳首を杏子の指先が撫でた。
「あっ」
思わず声が漏れる。
「文哉、可愛い。人妻が放っておかないのもわかるよ」
乳首を刺激しながら、熱い舌先で僕の口内をくすぐる。
舌を絡め取られて言葉を奪われた僕は、もっとしてほしいという代わりに杏子の髪に指を差し入れ、さらに深いキスを促した。
乳首をつねられると、肩が跳ねる。
「んあっ!」
他の男はこれくらいの刺激では何にも感じないらしいけど、中学の頃から杏子に丁寧に開発されてきたせいで、すごく感じるようになった。
2人とも全て着ているものを脱いだ。
僕は施術台に仰向けに寝かされる。
手に圧をかけながら、太ももの内側、足の付け根を丹念に揉まれる。
「気持ちいいよ杏子・・やばいよ」
リンパが刺激され、全身の力が抜けて行く。同時に足の間では僕のものが勢いよく屹立した。
杏子がこのサロンを開業するとき、僕はなぜかモニターをやらされた。
何度もこの施術台に裸で寝かされて、耳元から足裏まで、丹念にリンパマッサージをされた。
そのたびに杏子は僕の気持ちいい場所や力加減を知って上手になった。
・・いや、そうではなくて、杏子に性感帯を開発されてしまったのかもしれない。
いずれにしても、僕はこうして、杏子のハンドテクニックの虜にさせられてしまった。
「わあ、もうこんなにおっきくなった」
杏子が僕を見下ろして微笑んだ。薄暗い部屋で見る杏子の微笑はエロい。
僕はベッドに座り、杏子を隣に座らせ、キスをした。
丸い形の弾力のある胸に手を滑らせ、下からすくい上げるようにしてもみながら、乳首に指先をあてた。
ピンク色の豆粒大の先端をくにゅくにゅ刺激すると、杏子は小刻みに体を震わせながらわずかに足を開いて誘った。
毛を処理したつるつるのふくらみに指を忍び込ませると柔らかな皮膚が重なり合う秘部はもうヌルヌルだった。

