この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ママ活
第9章 《最終章》病める時も健やかなる時も、ママと


「私との関係がなければ、明咲は異常性愛者に売り飛ばされていた可能性だってあったわ」


 佐和子が続ける。
 そこには矛盾のない事実しかなかった。

 明咲が直面した過去の悲運は、佐和子が収拾つけたようなものだ。元凶も、目の前にいる雇用主ではない。

 それでも、と佳歩は口を開く。


「ご友人のいたずらで、社長は明咲ちゃんに騙されるという筋書きだった。けど、見抜いた。騙されるふりして続けていたのでしたら、訴訟は無意味です」

「その通りよ」

「途中で気付いたなら百歩譲ってまだしも、社長が脅迫罪になりますよ」


 こうも佳歩が明咲を解放するよう要求しても、佐和子はただ非を認めるだけだ。それも悠然とした態度でだ。
 彼女は、人間同士の精神的な繋がりを貶めている。明咲との関係も例外ではないはずなのに、どこかで不変を信じているのか。

 明咲が佐和子に情をいだいている可能性を否定したいのは、佳歩の方だ。
 
 佐和子が彼女に意図して騙されたのと同じで、明咲も、本意で脅されてきたのだとしたら?


「今夜は、仲良くしようって言ったよね?」


 感覚を詰めてきた佐和子の片手が、佳歩の手首を捕らえた。

 彼女の唇が佳歩の薄皮の覆った動脈に触れて、そのキスが口を塞いできた。

 佳歩の思考が働かなくなった。

 あっという間に、壁に追いつめられていた。
/229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ