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ママ活
第8章 推しのママに宣戦布告?!
佳歩と、そして伊本りなと名乗る来客は、さっき知り合ったばかりだという。
何かしらで結束したらしい彼女らは、既に胸の内も明かし合った仲のようだ。
佐和子に強く出たりなが何者か、明咲は察した。
亜純がたまに通話していた人物と、名前も一致している。
「私には、亜純さんだけ……なのに古賀さんは、複数の女性の一人に含めて……こんなに好きでもないくせに、お金でやって良いことと悪いことがあります」
亜純ほどの人気者を軽薄な道楽に利用するな。
それがりなの言い分だった。
一方、佐和子にも主張がある。
愛人契約する女は厳選している。それに亜純は、同意もさせた。彼女とは価値観も似ている、というのが彼女の理屈だ。
「本人の同意ですか」
佳歩の皮肉げな声が割って入った。
彼女の雰囲気が、心なしか日頃の柔和さを失くしている。
「同意があれば良い、と。……社長、ご自分の首締めちゃいましたね」
…──だったらゴールデンウィークのこと、説明していただけますね?
視界の端に、佐和子の分の悪そうな顔が触れた。
明咲は咄嗟に口を開く。
「小川ちゃん、あれは、……」
明咲に佐和子を庇う義理はない。
だが最近の迷走のせいか、あの時のことも水に流せる気がしていた。
ただし言い訳が思いつくより先に、佳歩が今度は明咲を見た。
「社長が明咲ちゃんをあれだけの時間、引き止められたのは、脅したから。違う?」
「…………」
何故、否定出来ないのか。
愛しているのと許せないのは、別物か。

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