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ママ活
第8章 推しのママに宣戦布告?!

 佳歩から見たゆうは、かの同級生に本気であるイメージがない。デートの尾行をした時も、彼女なら退屈を持て余しても頷けるようなムードでしかなかった。
 こんな佳歩の感性は、蛙前寿也には容赦ないかも知れない。しかしこの耽美主義の妹も、本心は姉以上だろう。古賀佐和子ほどの人物と関われば、少し運動センスに長けただけの高校生など、子供としか見なせなくなりはしないか。


「お姉ちゃんが失礼なこと考えてるのは置いておいて、……」


 読心術でも使った口ぶりのゆうが続ける。

 浮気、或いは寿也も金銭で女と関係を持っているかも知れない。

 どこにいるのか分からない、空白の時間がある。何時間も既読の付かない時がある。金回りが良い。挙げ句、母親くらいの年端の女と二人で会っているのを見たというのが、ゆうの集めた疑念の根拠だ。


「参観日に挨拶したお母様とは別の人だった。お姉ちゃんなら、付き合ってる人がそういうことしていたら、どうする?」


 ゆうの言葉つきは軽い。

 彼女は、仮にも好きだの愛しているだのささめき合う仲の少年に、どこまで執着出来ているのか。
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