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第11章 第11章 麗と弥生
泊り客達の歓談が始まった、初めて会う者同士の
会話が弾み、30分程経過した頃、女性達の浴衣から
見える肌がほんのり色付き、目に隠微な光が浮かび
男達を捕らえる様に視線を送っていた
弥生も頬が熱く成り、ショーツに愛液が染みて行くのを
感じてくる、昌が立ち上がり、戻ろうと手を引いた
頷いて食堂の脇の通路を出て部屋に向かう
細い坂道を手を繋いで降りて行く、
繋いだ手からくる昌の温もりも、心から喜べない

・・・・今夜できっと、最後・・・・

弥生は繋がれた手をそっと外し坂道を降りて行く

「 少し酔ったかな・・・ 」

嬉しそうな顔で横を歩く昌が呟き
暗い緩やかな坂道は、所々の小さな常夜灯が
道筋を教え、露天風呂の案内を通り過ぎ
二つ並んだ建物の先に、小さな灯りが
二人の泊る部屋を教える様に、灯っている
昌がカギを差し込み ドアを開け中へ

昌が部屋の明かりを灯し、蛍光灯の白い光が
テーブルに座った弥生の傍に昌が座り肩に
手が回って来た、緊張して強張った体から
力を抜き昌の体に寄り添って行く、腰の疼きが
男を求め、狭く成った視野が吐息を誘う
昌の顔が近寄り唇が重なって来る、

顔を反らして唇を避け、昌の肩に顔を押し付け
Gカップの乳房をシャツの上から大きな手が愛撫を
痺れる様な快感の波に息を荒げ、昌の手がピンクの
ワンピースの背中のファスナーを下げ、肩口から下げ
弥生の腕に手を差し込み立ち上がらせて、隣の部屋へ
小さな灯りの寝室に仲良く二つの布団が並んでいた
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