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千一夜
第61章 第八夜 island 真相
 出会ったときから、私は河田を尊敬している(もちろん今でも)。東大出のエリートだから? それを否定することはできない。だが、それだけではない。
 河田は私や子供たちのことをいつも大切にしてくれる。偉くなろうと思ったことはないと河田は言った。それは間違いではない。河田は仕事より私や二人の子供たちを選ぶ。
 尊敬はしているが、セックスのときに使う言葉はため口になる。セックスは男にとっても女にとっても平等なのだから。
 河田が今日ターゲットにしたのは、私のあそこだ。
 草食系のイメージが東大出にはつきまとうが(私が感じたこと)、河田はそれには属さない。少なくとも私の体を貪るときの河田は肉食系だ。
 しばらくの間(十分なのかそれとも二十分になるのか私にはわからないが)、私のあそこは河田によって弄ばれる。
 河田が私のあそこのビラビラを開く。
「見飽きたんじゃないの?」
 私は河田にそう言った。
「見飽きる? 冗談じゃないよ」
「感想は?」
「綺麗だよ」
「ふふふ、優秀なあなたでも語るに落ちることもあるのね」
「語るにおちる? それはどういうこと?」
「誰のあそこと比べているの?」
「そう言う意味か。馬鹿馬鹿しい」
「苦しくなるとあなたはいつも馬鹿馬鹿しいと言うわ」
「今ここで君に宣言してもいい。僕は不倫なんかしないし、そう言う店にも行かない」
 そう河田が宣言しても、河田の目は私のあそこから離れない。
「そう言う店、ふふふ」
「可笑しいか?」
「ちょっと」
「こんなに綺麗なのに、君の秘密の穴から淫臭が放散されている」
「あなた最低よ」
「僕は事実しか言わない」
「だから最低なの、バカ」
 セックスのときは男も女も平等。
「麗子の淫臭が悪いんだよ」
「もうそう言う言い方やめてくれる?」
「君の淫臭が僕を誘うんだ」
「何を誘っているのよ?」
「舐めてくれって」
「本当にあなたはバカよ、ふふふ」
 断っておく、私が河田をバカと呼ぶのかセックスのときだけだ。
「……」
 河田が口角を上げた。
「どうしたの?」
「君は嘘つきだ」
「どうして」
「今僕が証明する」
 河田が私のあそこをさらにぐいと広げる。私のあそこを覗き込むようして顔を近づけて、鼻先を私の割れ目の中に潜り込ませた。
 河田が顔を上げる。私と目が合った。河田の鼻の頭が私の淫汁でピカピカ光っていた。
「証明終了」
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