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千一夜
第61章 第八夜 island 真相
おそらく飛行機が好きな子供は、我が家の子供たちだけではないと思う。だから空港に着くと子供たちのテンションは爆上がりになる。
離島に向かう飛行機は決して大きいものではない。だが、我が家の子供たちはこの小さな飛行機が大好きなのだ。
すべての手続きを終えて、私たちは搭乗待合室で搭乗時刻を待っていた。
待合室の席は、観光客や地元に帰省する人たちで埋まっていた。小さな飛行機の座席数は五十席、ここに今何人いるのかなんて数える必要はない。
子供たちは、買ってあげた飛行機のミニチュアを手にして兄弟で何かを話し合っている。
河田が決めたルールなのだが、我が家の子供にゲームはさせない(正確に言うと、公共の場ではゲーム機を持たせないと言うことだ。私も河田もゲームをする習慣がない。しかしそれを無理やり子供に押し付ける時代ではない。良輔も良幸も家ではもちろんゲームをする)という決まりがあるのだ。
「ねぇ、来年はプライベートジェット機にしない?」
「ん?」
「どうせ来年も島に行くんでしょ?」
「プライベートジェット機か、それ悪くないな」
「あなたのお友達でいないの? そう言う関係の仕事をしている人」
「須山って知らないか? 自転車部R班のやつで家にも来ただろ」
「知ってるわよ。確かお酒の弱い人よね?」
「そう、この旅行のエアチケットはいつもあいつに頼んでいるんだ」
「ということはA〇Aの人?」
「そうだ。将来社長になる男だ」
「プライベートジェット機って定員は何人?」
「四人なら楽勝だ、多分ね」
「あなたはプライベートジェット機に乗ったことないの?」
「残念ながらまだない。よし、来年はプラベートジェットで行こう」
大きな声で話していたわけではないが、会話を聞いていた周りの人間の目が私たちに向かっていた。
ボーディングの時間になり、私たち四人は飛行機に乗り込んだ。そして直ぐ問題が発生した(私たち家族の中で)。
「良幸はずるいよ。昨日だってママの隣だったじゃん」
良輔は私の隣に座ると言っているのだ。
「僕がママの隣だもん」
良幸は譲らない。もう少しで涙がこぼれそうだ。そのとき河田がこう言ったのだ。
「だったらママの隣はパパだ。ママはパパの大切な奥さんだからね。意義があるか?」
良輔も良幸もこのときばかりは河田には勝てなかった。
雨が降る中、飛行機が離陸した。
離島に向かう飛行機は決して大きいものではない。だが、我が家の子供たちはこの小さな飛行機が大好きなのだ。
すべての手続きを終えて、私たちは搭乗待合室で搭乗時刻を待っていた。
待合室の席は、観光客や地元に帰省する人たちで埋まっていた。小さな飛行機の座席数は五十席、ここに今何人いるのかなんて数える必要はない。
子供たちは、買ってあげた飛行機のミニチュアを手にして兄弟で何かを話し合っている。
河田が決めたルールなのだが、我が家の子供にゲームはさせない(正確に言うと、公共の場ではゲーム機を持たせないと言うことだ。私も河田もゲームをする習慣がない。しかしそれを無理やり子供に押し付ける時代ではない。良輔も良幸も家ではもちろんゲームをする)という決まりがあるのだ。
「ねぇ、来年はプライベートジェット機にしない?」
「ん?」
「どうせ来年も島に行くんでしょ?」
「プライベートジェット機か、それ悪くないな」
「あなたのお友達でいないの? そう言う関係の仕事をしている人」
「須山って知らないか? 自転車部R班のやつで家にも来ただろ」
「知ってるわよ。確かお酒の弱い人よね?」
「そう、この旅行のエアチケットはいつもあいつに頼んでいるんだ」
「ということはA〇Aの人?」
「そうだ。将来社長になる男だ」
「プライベートジェット機って定員は何人?」
「四人なら楽勝だ、多分ね」
「あなたはプライベートジェット機に乗ったことないの?」
「残念ながらまだない。よし、来年はプラベートジェットで行こう」
大きな声で話していたわけではないが、会話を聞いていた周りの人間の目が私たちに向かっていた。
ボーディングの時間になり、私たち四人は飛行機に乗り込んだ。そして直ぐ問題が発生した(私たち家族の中で)。
「良幸はずるいよ。昨日だってママの隣だったじゃん」
良輔は私の隣に座ると言っているのだ。
「僕がママの隣だもん」
良幸は譲らない。もう少しで涙がこぼれそうだ。そのとき河田がこう言ったのだ。
「だったらママの隣はパパだ。ママはパパの大切な奥さんだからね。意義があるか?」
良輔も良幸もこのときばかりは河田には勝てなかった。
雨が降る中、飛行機が離陸した。

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