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千一夜
第35章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ②
 完熟の女の体。伊藤は和子の乳房を揉んで乳首や脇の下をしぶりまくった。そのたびに和子は体をくねくねとねじらせながら快楽から必死に逃げようとした。
 伊藤の舌が和子の腹に這っていった。臍を舐めそして下腹部を舐め、それから和子のま〇こに伊藤の舌は進んでいく。
 そのとき、伊藤は和子から聞いた話を思い出した。それは和子の夫のことだった。肉棒がすぐには硬くならない七十四の和子の夫は、ベッドの中で一時間くらい和子の体を手と舌を使って弄っているのだそうだ。
 伊藤は驚いてこう訊ねた。
「挿入なしで一時間も」
 和子は伊藤にこう答えた。
「スケベなくそ爺よ。ちんぽがたってもふにぁふにぁだし、もう最悪。でもね」
 和子はここで伊藤を焦らした。
「でも……でも何ですか?」
「ふふふ、聞きたい?」
「もちろん」
「じゃあ教えてあげる。くそ爺の手と舌、いい仕事してくれるのよ。動きも悪くないし、私の気持ちいいところを知っているのね。だからちんぽがふにぁふにぁでも許してあげるのよ」
 それを聞いたとき、伊藤は和子の夫に嫉妬した。七十四の爺さんにテクニックがあると言えばそれまでなのだが、伊藤は和子の夫に負けたような気がしたのだ。
 自分と亭主、どっちが上手い? と伊藤は和子に何度も訊ねようとしたがやめた。対して意味のない質問だと思ったし、それより和子の答えを聞くことが怖かった。和子は自分になんか忖度しない女だ。それに、そういうもやもやした気持ちは取っておいた方が後々のためにもいいような気がした。
 五十二の教師のま〇こを舐める。さっきも和子のま〇こを舐めはしたが、状況は今とは違う。主導権は自分にあるのだ。アドバンテージは最大限にいかさなければならない。伊藤はそう思った。
「先生、もうま〇この匂いがしてきましたよ」
 伊藤は和子の両脚を広げてそう言った。実際に脚を広げただけで、強烈な和子のま〇この匂いがしたのだ。
「言ったでしょ、もう私は淫売女なのよ。でも私のおま〇こ、そんなに臭い?」
「やばいくらい臭いですよ」
「誰がやばいくらい臭くしたのよ。伊藤君、責任とってね。ちゃんと綺麗に舐めるのよ。伊藤君、私の臭いおま〇こ大好きでしょ」
「先生の臭まん大好きです。僕の大好物です」
「ふふふ。だったら早く舐めなさい。これ、命令だから」
「了解です」
 伊藤はそう言って。和子の陰部に顔を埋めた。
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