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第30章 『公開処刑の前日』

本人が…別れさせ屋の
女性工作員に対して
電話で話した会話の
録音音声と…名前が
分からないようにした
ＤＮＡ鑑定の結果も画像で出ている。

その事実を偽って、小林壮太に
結婚をする様に迫った事…。
小林壮太は騙せなかったが、
知識のない伊藤雄介を騙せたこと、
伊藤雄介とのセックスには
全く自分は満足してなくて…
伊藤の事は稼ぎのいいＡＴＭにしか
自分は思ってない事をLINE風の
画像で話しているやり取りとかもあるし。

遊亀美月さんは…もう…
ご主人の浮気癖は結婚前からで
既に前科２犯な事もあって、
ご主人の女癖の悪さは…
何となく…出会った頃から…
感じてはいた…し…
夫は自分を…お金でしか見て無くて
自分に対する愛情が無いのは…
普段の態度から気が付いていたと…。

そう…言葉を…詰まらせながら…
目元をハンカチで押さえながら
話している様子が…辛そうな感じで…。

明日の森園美海との話し合いも
妊娠中で体調の悪化も考えられる
事から…、途中退席して貰っても
後は卯月弁護士が森園美海とは
話をしてくれると言う事で…。