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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第30章 『公開処刑の前日』

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「…―――さん?仁さん?
ちょっと、仁さん?
いつまで寝てるんですかぁ?
もうすぐ…、皆さん来られますよ?」
ソファの前に腕を組んで真奈美ちゃんが
恐ろしい形相をしながら立っているのが、
目覚めた…僕の視界に入って来て。
『あれ?え~。もう…、
そんな時間?なの…?』
「指定した時間よりも…
早く来店されるかも知れませんし…ッ」
僕が起きたのを…確認したら…
さっきまで怖い顔をしていたのに、
今度は真奈美ちゃんはなんだか
視線のやり場に困って居る様な…。
「あのぉ…、仁さん…それ…」
それ…と言いながら自分の
股間の当たりに真奈美ちゃんの
刺さる様な視線を感じて、
仁が自分の股間に目を向けると…。
『ああ、これ?
朝勃ち…ならぬ
昼勃ち…しちゃってるね。
しばらくしたら元通りに
納まるから大丈夫だよ?』
良く、朝勃ちって言うけど…。
人間は寝てる間にレム睡眠と
ノンレム睡眠って言う身体の睡眠と
脳の睡眠を90分のサイクルで
繰り返してる…って言うのは、
誰しもがなんかどこかで聞いたり
見たりした事がある話で。

