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第30章 『公開処刑の前日』

ゆっくりと…足の指の先から
丁寧に１本ずつ…マッサージを
開始して行く。

足の裏…足首…ふくらはぎへと
抹消から中枢へと向かって…、
リンパの流れを意識しながら
ハンドトリートメントをして行く。

膝の当たりまで来たら
今度は手のマッサージ…
手の指先から始めて
腕を…手首から肩の方に
リンパを意識して流して行く。

両腕のマッサージを終えて
また足のマッサージに戻って
膝から上に…マッサージして行く。
この時に余り上の方まで
してしまわないように注意する。

その後は背中をマッサージしながら
美穂さんに声を掛けて行く。

『特に疲れてる部位とか…ありますかね？』

「えっと…、肩と首が…凝ります…」

座って貰って肩と首の
マッサージを…して行くと。

「んっ…はぁ…あっ、気持ちいい…」

僕がしてるのは普通の
マッサージだけど…、
美穂の口から甘い声が漏れ始める。

背中と…腰…、お尻をオイルで
マッサージして行くと……、
大分…身体も熱くなって来て居るのが
触れている手の平で感じ取る事が出来る。