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第30章 『公開処刑の前日』

「えっ？…茂木さんと…一緒に…
シャワーを…ですか？？…」

『僕が美穂さんとお呼びしてるんですし、
僕の事は仁で良いですよ。美穂さん。
もしかして…ですが、ご主人とは
一緒に…シャワーを浴びたりは…』

とご夫婦で一緒にシャワーを
浴びたりはしないのかと尋ねると。
ブンブンと首を左右に振りながら
手を顔の前で振って否定していて。

「そっ、そんな…一緒に…なんてっ
浴びた事は…独身で…お付き合いを
主人としてた頃から…ありませんっ…」

『そうなんですね…？
…じゃあ…、男と…一緒に
シャワー浴びるのは…初めてですか？』

そう…じっと…仁が田中の目を
見つめながら問いかけると、
恥ずかしさからなのか田中が
仁の視線から逃れる様にして
自分の視線を逸らせて。

『だったら…初めてだ…？』

既婚の…３人の子持ちの熟女…になる
年齢の女性が…、初めてと言われて
処女の様に恥じらう姿は
それはそれで…悪くない感じで。

「でも…、恥ずかしい…です…。
だって…こんな…みっともない…身体…」

『みっともない…んですか？
…美穂さんの身体は…柔らかくて
抱き心地が良いですよ…』