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ジッパー様
第20章 過去の記憶
 シホは毎日避妊薬を飲んでいた。
 父親との間にこどもが出来てしまうことが怖かった。そして……。


「ああっ、タカヒサさんっ……、もっと……もっと私を犯してっ……!」


 みんなが寝静まった夜に、シホはサヤの恋人を蔵に呼び出し、セックスしていた。


「すげえ、グチョグチョだよ、シホさんっ……。昨日はあんなに嫌がってたのに、本当はこんなに乱れるほどセックスが好きだったんだな!」

「あぁん……セックス……好きっ……」

「ははっ、やっぱりサヤが言ってたことは本当だったんだ。シホお姉様は誰とでもセックスするって」

「お願い……。シホのナカに、タカヒサさんのザーメン、沢山注いで……!」

「やべえよ、シホさんっ……。あんた、エロすぎ! いいぜ、何度でも入れてやるよ!」


 私はタカヒサさんに、何度も精液を注ぎこまれた。


 そしてわかった。
 誰とでもセックスするのは、本当にセックスが好きだからじゃない。父親との行為をなかったことにするために、上書きをしているのだということを。




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